テレ朝篠塚浩社長「信頼関係を築いた上で」日テレ「セクシー田中さん」問題受け自社の姿勢再確認

AI要約

テレビ朝日篠塚浩社長が、芦原妃名子さんの訃報に関連して社内特別調査チームの報告書を受け、原作者やスタッフとのコミュニケーションを重視し番組制作に取り組む考えを示した。

パリ五輪について、テレビ局としても大きなイベントと位置づけ、男女バスケットボールの国内試合や特番を通じて大会前の盛り上がりを図る取り組みを行うことを発表した。

テレビ東京は不適切な内容が含まれていた警察密着番組について謝罪し、番組制作ルールの徹底や厳しい社内基準の実施を約束した。

テレ朝篠塚浩社長「信頼関係を築いた上で」日テレ「セクシー田中さん」問題受け自社の姿勢再確認

 テレビ朝日篠塚浩社長が2日、都内の同局で、定例会見を行った。

 日本テレビが発表したドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家芦原妃名子さんの訃報に関連して設置した社内特別調査チームの報告書発表を受け、「まずはお亡くなりになられた芦原妃名子さんのご冥福を心よりお祈りします」とし、「その上で当社のとしては、これまで通り原作者、脚本家の方々をはじめとしたドラマに関する全てのスタッフに、丁寧で緊密なコミュニケーションを取って、信頼関係を築いた上で番組制作に当たっていくことを引き続きやっていきたいと思っていますし、番組制作の現場とも確認をとっております」と述べた。

 また、26日から始まるパリ五輪については「テレビ局にとっても一大イベント」とし、「盛り上がって欲しいし、盛り上がるべく試みをしていきたい」と話した。その1つとして「今週末、五輪前最後の男女バスケットボールの国内試合を中継する」。また、「18日には事前特番も放送いたします。こういうものを通じて、大会前の盛り上がりを図っていきたいと思います」と語った。

 テレビ東京は、警察密着番組で不正確な表現や誤解を招く構成など不適切な内容があったとして、謝罪した。この件について、西新常務は「番組制作にあたりましては、当社の番組放送基準に従うことに加え、弁護士による内容確認、起訴不起訴、罪状、判決内容などを可能な限り確認し、当事者の人権やプライバシーへの配慮など厳しい社内基準を改めて番組制作ルールとして作成し、それを徹底していく」とした。