東方神起、『FNS歌謡祭』中島健人コラボステージへの期待 確かな実力とカリスマ性の化学反応

AI要約

2024 FNS歌謡祭 夏に出演する東方神起と中島健人のコラボステージにファンの期待が高まっている。

過去のコラボステージや親交から、2組の実力とカリスマ性が音楽シーンで際立つ存在であることが期待されている。

ファンにとっては、ユンホとチャンミン、中島のコラボステージが楽しみでたまらない。

東方神起、『FNS歌謡祭』中島健人コラボステージへの期待 確かな実力とカリスマ性の化学反応

 東方神起が7月3日、『2024 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系/以下『FNS歌謡祭』)に出演する。彼らの同番組への出演は、2021年12月の『FNS歌謡祭』以来、およそ2年半ぶり。日本の歌番組で久しぶりにユンホとチャンミンのパフォーマンスを見ることができるとあって、SNSやブログでは、7月3日を心待ちにする声が相次いでいる。

 『FNS歌謡祭』といえば、若手からベテランまで、多彩なアーティストによるコラボレーションが見どころの1つ。今回、そのコラボステージの1枠として、東方神起と中島健人がコラボすることが発表された。まだ3人がどのような楽曲を披露するのかは定かではないが、東方神起の大ファンだと公言する中島の2人への愛を感じられるような、そして中島の高い歌唱力と東方神起の長年のキャリアが大いに活かされるようなステージとなるのではないだろうか。

 中島は、東方神起と初対面した2023年10月1日放送の『まつもtoなかい』(フジテレビ系)で、東方神起のバラード曲「Stand by U」をアカペラで披露。中島の切なげな、感情のこもった歌声と、ユンホとチャンミンの深みのある歌声が重なり合い、非常に美しいハーモニーが生まれていた。同番組での歌唱はほんの一瞬だったため、3人のコラボをもっと見てみたいと感じたファンも多かったはず。今回の『FNS歌謡祭』では、そうしたファンの期待に応えるべく、バラード曲によるコラボが実現する可能性は高いだろう。

 あるいは、2023年11月28日に開催された『2023 MAMA AWARDS』でのコラボステージのように、情熱的なダンスと歌で“魅せる”ステージになるかもしれない。

 東方神起は同アワードで、所属事務所であるSM ENTERTAINMENTの後輩にあたるボーイズグループ RIIZEとコラボ。2005年9月にリリースされた2ndアルバムから「Rising Sun」を披露した。このステージでは、まずRIIZEが登場してクリアな歌声とキレのあるダンスで会場の熱気を高めると、ステージ下方からユンホとチャンミンがせり上がって姿を現し、彼らのオーラ全開のポージングとウォーキングで観客を魅了。その後、RIIZEのメンバーとダンスを披露すると、チャンミンの会場中に伸びていく高音域の歌声から東方神起によるパフォーマンスがスタートし、力強く情熱的なステージで見る者を圧倒した。

 RIIZEとのコラボでは、若手とベテランが同じステージに立ったことで、ベテラングループに引けを取らないRIIZEの実力の高さが明らかになり、一方で長くエンターテインメントの最前線で活躍してきた東方神起だからこそ実現できる歌やダンス、表情による楽曲表現の厚みに思わず唸ってしまった。コラボレーションステージを行う場合、アーティスト同士の強みや特徴が融合して1つの新しい作品に昇華されることもあれば、逆に各アーティストの得意領域や特徴の輪郭がよりくっきりと浮かび上がり、一層引き立つようなステージになることもある。昨年の『2023 MAMA AWARDS』は完全に後者のステージで、7月3日の『FNS歌謡祭』でも、中島とのコラボによって東方神起と中島のそれぞれの魅力がさらに際立つようなパフォーマンスになる可能性も捨てきれない。

 東方神起と中島は、昨年秋の番組出演以降、10月中旬に韓国で再会して一緒に焼き肉を食べに行くなど、親交をさらに深めているようである。今回のコラボレーションステージでは、3人の仲の良さも感じられるのではないか。

 また、中島はかねてから「東方神起と一緒に歌いたい」という夢を抱いていたといい、『まつもtoなかい』ではアカペラでの一瞬のコラボだっただけに、今回はその夢が真の意味で叶うステージとなる。そういう意味でも、今回のコラボは見逃せない。

 ここまで、7月3日の東方神起と中島のコラボステージについてさまざまな可能性を考えてきた本稿だが、1つ確実に言えるのは、両アーティストがともに確かな実力を持ち、そのカリスマ性も相まって、音楽シーンの中でひときわ輝きを放っている存在だということである。そうした2組が同じステージに立ち、パフォーマンスを行えば、きっと一瞬でテレビ画面に釘付けになってしまうだろう。ユンホとチャンミン、中島のコラボステージがどのようなものになるのか、両アーティストの過去の作品なども振り返りながら、楽しみに待ちたいところである。