山田洋次監督 松野太紀さん悼む「とても不幸なことが起こってしまった」
山田洋次監督が声優の松野太紀さんを追悼し、映画のトークショーにゲスト出演。
松野太紀さんは同作に出演し、山田監督の映画6作にも参加していた。
寅さんファミリーが集結し、渥美清さんとの思い出を語った。
山田洋次監督(92)が29日、都内で開かれた映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」(2019年公開)のシネマ・コンサートのトークショーにゲスト出演した。右大脳出血のため26日に56歳で急逝した声優の松野太紀さんを追悼した。
松野さんは同作にジャズ喫茶の店長役で出演。この日は北山雅康(57)とともにトークの進行役を務める予定だった。昨年公開の「こんにちは、母さん」など山田監督の映画6作に出演しており、山田監督は「とても不幸なことが起こってしまった。松野くんもこの舞台に立てないことを残念に思っていると思う」と悼んだ。
北山は「松野くんの分まで、楽しいトークができるよう頑張ります」と話し、1人で進行を担当した。
トークには倍賞千恵子(83)、吉岡秀隆(53)、前田吟(80)の“寅さんファミリー”が集結。渥美清さんとの思い出などを語り合い、この日が誕生日の倍賞を祝った。最後に北山が「松野くん、終わったよ」と天に向かって呼びかけた。