【吉岡秀隆】渥美清に「まぁ1杯いこう!」とお酒を注がれ恐縮
山田洋次監督と出演者が映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」シネマコンサートでトークショーを行った。
山田監督が松野太紀さんへ哀悼の意を表明し、彼の突然の死を伝えた。
出演者が渥美清さんとの共演エピソードを語り、映画シリーズの長い歴史について振り返った。
山田洋次監督、倍賞千恵子さん、前田吟さん、吉岡秀隆さん、山本純之介さんが映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」シネマコンサート内で行われたトークショーに登壇しました。
冒頭、山田監督は、“皆さん最初に一言だけ。今日の司会、北山(雅康)君がやっているけども、声優として非常に有名な松野君と2人ということになっていたけれども、とても不幸なことが起きまして、急に亡くなってしまった…彼もきっとこの会のことをとても残念に思っていると思いますけども…”と、今月26日、右大脳出血のため急逝した松野太紀さんへ哀悼の意を表しました。
松野さんは、映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」(2019年)をはじめ、山田監督の作品に数多く出演し、この日司会を務める予定だったといいます。
山田監督は、“1969年に第1作を作り、若い2人(博・さくら)が結婚して、生まれた赤ちゃんが満男くん。それから27年以上48作、作ってしまった。渥美さんが主役でレギュラーもほとんど変わらず、世界でも稀なシリーズになりました”と振り返りました。
長年、渥美清さんと共演し、地方ロケも一緒に行ったという吉岡さんは、“いつも(撮影が)終わった後、同じ旅館でみんなで食事をするんです。その時にメイクを落としたり衣装を着替えたりとかしていると、席がスタッフの人たちで埋まってしまって…"と、最終的に渥美さんと山田監督の近くの席しか空いていなかったといい、"そこの席に行くまでの距離が1日の中で一番つらいというか…"と苦笑い。
続けて、"(自分は当時)まだね20歳ぐらいで、座ると渥美さんが「まぁ1杯いこう!」"と恐縮しながらお酒を注いでもらったエピソードを披露しました。
【担当:芸能情報ステーション】