『鬼滅の刃』柱稽古の「〇〇的1位」を勝手に決定! “キツすぎ・精神的地獄・心のオアシス”な稽古はどれ?

AI要約

『鬼滅の刃』柱稽古編の内容を掘り下げ、炭治郎の修行や柱たちの過酷な稽古を紹介。

炭治郎が岩柱による足腰強化訓練をクリアし、目標を達成する様子が描かれる。

霞柱による高速移動訓練は精神的に厳しいが、無一郎の心意気に触れる場面も。

『鬼滅の刃』柱稽古の「〇〇的1位」を勝手に決定! “キツすぎ・精神的地獄・心のオアシス”な稽古はどれ?

 6月30日に最終回を迎える『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』。鬼たちの頭領である鬼舞辻無惨との直接対決を前に、炭治郎たち鬼殺隊員を柱自ら稽古する“柱稽古”の様子を全8話で描いている。7話までに、音柱・霞柱・恋柱・蛇柱・風柱・岩柱の稽古をクリアした炭治郎。どれも“地獄”のような稽古だったが、そんな中で「〇〇的1位」を勝手に決定。ジャンルの異なる3つの1位とともに、柱稽古を振り返ってみよう。

 柱稽古は総じて全部“キツすぎ”なのだが、中でも特に参加したくないのが岩柱・悲鳴嶼行冥による「足腰強化訓練」。内容はシンプルで、滝修行、丸太を担ぐ修行、そして岩を押す修行の3つだ。

 この訓練にたどり着くまでには、音柱・霞柱・恋柱・蛇柱・風柱それぞれの柱稽古をクリアする必要がある。つまり、悲鳴嶼のもとで稽古している隊士たちはかなりの猛者がそろっているのだ。そんな猛者たちが震えあがり、意識を飛ばすほどの勢いと冷たさの滝。そして炭治郎が「太い…」と引くほどの丸太。さらに、自分の身長よりも直径の大きな岩は、一町、つまり約109mもの距離を押さなければならない。

 那田蜘蛛山編からの付き合いである炭治郎たちの先輩隊士・村田がこの稽古で久しぶりの登場。悲鳴嶼のところまでやってきた村田を尊敬するとともに、そんな村田が10日もかかってやっと1つ目の滝修行をクリアしたというから、悲鳴嶼の修行、相当ヤバい。そんなヤバい修行の中、炭治郎は「反復動作」を身に着ける。力を発揮する目印になる“痣”を意図的に出現させることにも成功し、今回の柱稽古の“目的”を果たしたといえよう。

■心がしんどすぎる…“精神的地獄”第1位:霞柱「高速移動訓練」

 柱たちは鬼殺隊の剣士としてものすごい実力を持っているが、人間性には少々難ありな方々が多い。日常的に「さっさと死ねゴミカス」(by 蛇柱・伊黒小芭内)とか「殺すぞォ」(by 風柱・不死川実弥)とか言ってくる。

 そんな中、筆者が特に心にキそうだな…と思うのは、霞柱・時透無一郎による「高速移動訓練」。弱冠14才にして柱を担う無一郎は、とにかく“塩”。弱い隊士にはどこまでも塩対応なのである。筆者がもしも仮に鬼殺隊に入っていたとしてもどうせ末端だろうし、おそらく無一郎から受ける塩分により血管や内臓に影響が出るだろう。(ただ、超実力者の炭治郎的には、蛇柱の稽古が精神的負担1位だったのでは…と思うが。)

 霞柱による修行もシンプルで、とにかく無一郎に木刀で切りかかっていく。「君、また死んだよ」「隙だらけ。木刀拾って」とものすごく冷たい物言いをされながら、ひたすら“負け続ける”という内容で、隊士たちも「このままじゃ鬼と戦う前に倒れちゃうよ」「せめてあの物言いだけでもなんとかならないかなあ」「心えぐられるよね」とこぼすほど。ただ、彼が心を許している炭治郎には満面の笑顔を見せ、そのギャップにもまたやられる。

 しかし無一郎は隊士たちが嫌いで言っているのではなく、「僕は君たちに鬼に殺されてほしくはない、できれば、長生きしてほしい。本当にそう思っている」という言葉もかける。鬼殺隊を思う深い心は持っているものの、ただただ、“塩”なのである。