小林製薬、大阪万博パビリオンへの協賛・出展を辞退「信頼回復に全力で取り組んで参ります」

AI要約

小林製薬は、「紅麹」を原料としたサプリをめぐる問題を受けて、2025年日本国際博覧会「大阪ヘルスケアパビリオン」への協賛および出展を辞退することを発表した。

同社は紅麹関連製品の問題について謝罪し、安全への取り組みや信頼回復に全力を挙げていることを明らかにした。

さらに、厚生労働省や調査委員会への協力を表明し、信頼回復に全力で取り組む姿勢を示した。

小林製薬、大阪万博パビリオンへの協賛・出展を辞退「信頼回復に全力で取り組んで参ります」

 小林製薬は、「紅麹」を原料としたサプリをめぐる問題を受けて、2025年日本国際博覧会「大阪ヘルスケアパビリオン」への協賛および出展を辞退する。21日に公式サイトで発表した。

 同社は紅麹関連製品の問題について改めて「お客様やお取引先様に多大なるご心配、ご迷惑をお掛けしておりますことを謹んでお詫び申し上げます。お亡くなりになられたお客様のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に衷心よりお悔やみ申し上げます」と謝罪。「治療中のお客様におかれましては、一刻も早いご快復をお祈り申し上げます」とし、「現在、当社は、お客様の安全を最優先に、当社紅麹関連製品の回収と原因究明に全力を挙げて取り組んでおり、今後もこれを継続するとともに、今回の事案を真摯に受け止め、信頼の回復に努める所存でございます」と伝えた。

 続けて「これまで当社は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)『大阪ヘルスケアパビリオン』への協賛及び出展に向けて準備をして参りましたところ、上記の状況に鑑みまして、この度、『大阪ヘルスケアパビリオン』への協賛及び出展を辞退させて頂くことといたしました」と報告した。

 最後に「当社といたしましては、引き続き、厚生労働省や事実検証委員会といった関係各所による調査に全面的に協力させて頂くとともに、皆様からの信頼回復に全力で取り組んで参ります」とコメントした。