『インサイド・ヘッド2』アニメーション作品として世界歴代No.1のオープニング記録樹立

AI要約

ディズニー&ピクサーの新作『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)が、全米はじめ世界90の国と地域で公開し、世界興行収入2億9500万ドルを記録してアニメーション史上世界歴代No.1となる大ヒットとなった。

感情たちの世界を描く『インサイド・ヘッド』の前作の成功を受け、9年ぶりに公開された『インサイド・ヘッド2』は、大人の感情や成長をテーマにしたストーリーで期待が高まっている。

『インサイド・ヘッド2』の制作陣は、新キャラクターや新たなメッセージを込め、世界中の観客に感動と楽しさを届ける作品に仕上げた。

『インサイド・ヘッド2』アニメーション作品として世界歴代No.1のオープニング記録樹立

 ディズニー&ピクサーの新作『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)が、全米はじめ世界90の国と地域で今月14日より公開され、オープニング3日間でアニメーション史上世界歴代No.1となる世界興行収入2億9500 万ドルを記録。全米では今年これまでに公開されたすべての作品の中でNo.1、全米週末ランキングも初登場1位となる特大ヒットスタートを切った。

 日本、中国、フランスなど、インターナショナルマーケットのトップ10に入る多数の国がこれから公開を控えているにもかかわらず、アニメーション史上歴代No.1 オープニング記録を更新。世界興行収入が8.5億ドルを超える大ヒットとなった前作『インサイド・ヘッド』(2015年)を上回る大ヒットに期待が高まっている。

 全米では、日本でも興行収入100.9億円を超える大ヒットとなった『トイ・ストーリー4』や昨年公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のオープニング数字を超え、アニメーション史上歴代2位となる1億5500万ドルを獲得した。

 『インサイド・ヘッド』は、どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台にした物語。明るくて優しい女の子・ライリーの頭の中で子どもの頃から彼女の幸せを見守るヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリら感情たちの奮闘を描いた前作は、興行的に大成功を収めただけでなく、「第88回アカデミー賞」長編アニメーション賞を受賞し、作品としても高い評価を受けた。

 前作から9年ぶりとなる『インサイド・ヘッド2』は、大人になると増えていく感情をテーマに、成長して新たな壁に直面するライリーの物語を描く。

 全米公開を目前に控えた現地時間10日、ロサンゼルスの由緒ある劇場、エル・キャピタン・シアターにて開催されたUSプレミアに出席した、ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのピート・ドクター(前作で原案・脚本・監督を務めた)は「誰にとっても不安と闘っている瞬間がたくさんあります。僕も経験したことだし、みんなも経験することだと思います。『インサイド・ヘッド2』では、それをとても、楽しく意外な方法で描くことができました」とかなりの自信をのぞかせていた。

 そんな本作から新たに登場する大人の感情のリーダー的存在、シンパイを演じたマヤ・ホークも「私たちはみんな“シンパイ”を抱えているから、私たちはみんなこのキャラクターに共感できます」。

 『モンスターズ・ユニバーシティ』などでストーリースーパーバイザーとして実力を磨き、本作の監督に抜てきされたケルシー・マンは「欠点が“あるにもかかわらず”ではなく、欠点が“あるから”自分を愛してほしいと語る映画を制作したいと思いました。そのメッセージを、僕は世界に向けて伝えたいのです」と、本作に込めた思いを語っていた。

 プロデューサーを務めたマーク・ニールセンは「『インサイド・ヘッド2』ではライリーの世界を広げ、新しい感情が登場しているけど、とても楽しくて面白いです。とても感動的で、心温まる物語になっています」とアピールしていた。

 日本では、今月28日より上映劇場(一部劇場を除く)にて同映画のムビチケ前売券(カード)の発売を開始する。前売特典として特製クリアファイル(A5 サイズ)をプレゼント。