23歳で急逝した堀江しのぶ 〝ちょっと太め〟気にして食事減らしたらバトン部の練習中に…

AI要約

堀江しのぶは1983年に平凡パンチ・アイドル賞を受賞し、巨乳ブームの先駆けとして人気を集めたアイドルだった。

彼女は明るいキャラクターや健康的なプロポーションで人気を獲得し、ドラマやバラエティ番組で活躍したが、若くしてスキルス性胃がんで急逝してしまった。

彼女の明るい笑顔は永遠にファンの記憶に残り続けている。

23歳で急逝した堀江しのぶ 〝ちょっと太め〟気にして食事減らしたらバトン部の練習中に…

【今週の秘蔵フォト】高校在学中の1983年にクラリオンガールコンテストで平凡パンチ・アイドル賞を受賞し、後のイエローキャブに所属して巨乳ブームの先駆けとなったのが堀江しのぶだ。

 笑顔を絶やさない明るいキャラクターと健康的なプロポーションで一気に人気アイドルの座を獲得し、ドラマやバラエティーで活躍。人気ドラマ「毎度おさわがせします」(TBS系)では木村一八の姉役を演じて、お茶の間の人気者となった。87年6月3日付本紙には堀江のインタビューが掲載されている。

「胸のことばかり聞かれるんですよね、インタビューされても…。お芝居のほうで頑張っているのに」といきなり記者に“物言い”をつける度胸を見せている。

「高校の時は私だけが特別な体形をしているとは思わなかったけど、この仕事を始めたらどこへ行っても『胸の大きなしのぶちゃん』と言われて一時は悩んじゃいました」と乙女心を明かした。

 高校時代はバトン部に所属して“ちょっと太め”を気にして食事を減らしたら、炎天下の屋上で練習中にバッタリ倒れたという。「即入院しました。点滴を打って10日で10キロやせました。ラッキーと思って退院したら、3日で元に戻っちゃった。アハハ」と大きな目をクルクルさせて明るく笑った。

「何とかダイエットというのも全部やりましたが、効果はありませんでした。だから今は開き直ってます。もう何とも思ってませんよ」と前向きに語った。当時はテレビドラマを3本抱える超売れっ子だった。「最近やっとセーラー服の役から脱皮できました。自分の部屋で台本を読んでイメージをふくらませるのが何よりの楽しみ」と女優としての飛躍を誓った。

 ところが翌年に体調を崩し、88年9月13日にスキルス性胃がんのため、わずか23歳の若さで急逝してしまう。日本全国で多くのファンが泣いた。それでもあのキュートで太陽のように明るい笑顔は永遠にファンの胸に刻まれ続けている。 (敬称略)