「ちゃんとした病気だから治療した方がいい」雛形あきこ、30年以上苦しむ“天気痛”について発信

AI要約

タレントの雛形あきこ(46)が30年以上前から悩まされている“天気痛”について告白。夏になる前が特に苦手で、気圧の変化が痛みを引き起こすことを明かす。

雛形が苦しんでいる天気痛は、気圧の変化が内耳から脳に伝わり、自律神経のバランスを崩して頭痛や体調不良を引き起こすメカニズム。特徴的な症状として前頭葉の痛みや明かりのチカチカがある。

専門家によると、天気痛を発症しやすい人はめまいや車酔いをしやすいという。治療や対策として、気圧の変化を感じやすい人は注意が必要。

「ちゃんとした病気だから治療した方がいい」雛形あきこ、30年以上苦しむ“天気痛”について発信

 「本当に立てなくて、ずっとグラビアをやっている部屋で休ませてもらった時がありました」タレントの雛形あきこ(46)が30年以上前から悩まされている“天気痛”について告白した。

 “天気痛”とは、天気の影響で、体調が悪化することをいい、主な症状としては、頭痛や肩こり、関節痛など。国内の潜在患者は1000万人以上とも言われている。

 「夏になる前が私はあんまり好きじゃないです。台風が多いことと、あと天気(が悪化する)。気圧も大きく変わることが多いから」と語る雛形。本格的な雨や台風のシーズンを前に知っておきたい“天気痛”、そして雛形の天気痛との向き合いに迫る。

 1992年、中学2年生の時に女優として芸能界デビューを果たした雛形あきこ。その後は、グラビアアイドルや歌手、バラエティー番組『めちゃ²イケてるッ!』に出演するなどマルチな活躍を見せてきた。

 そんな雛形をデビュー当時から苦しめているのが“天気痛”だ。

雛形「天気ももちろんなんですけど、気圧が急激に変わる時が痛いという感じです。晴れたりするときも痛くなるんです。気圧って悪くなる時じゃなくても変わっているので、天気が良くなったり、すごく遠くの方で台風ができた段階でも影響はあって、東京に雨が降ってなくても、沖縄の方で台風ができていたらもう痛くなっていて、台風が温帯低気圧に変わりましたよって言われても、気圧はやっぱり変わっているので、痛かったり。雨がずっと降っている状態になっていたら、逆に安定しているので痛くなかったり。本当に気圧です」

 この天気痛は、どのようなメカニズムで起きるのか。日本で最初に天気痛外来を立ち上げ、雛形の治療も行なった佐藤純医師に聞いた。

佐藤医師「天気のくずれっていうのは何が一番大きいかというと、気圧の上下変化なんです。内耳と呼ばれるところに気圧センサーがあって、そのセンサーが気圧の変化を感じとります。そうすると、それが視床下部というところに上がって脳、全体に変化が行き渡ることで脳の方から自律神経の指令を出してきます。通常のものよりも、刺激が強かったりすると自律神経のそのバランスが崩れることによって、頭痛が出たり、それから体調が崩れる」

 佐藤医師によると、天気痛を発症しやすい人の特徴は、よくめまいがする人や車酔いをする人などだという。

 雛形は自身の症状について「基本は頭痛なんですけど、前が痛くなる方が多いです。前頭葉というか目の近くというか、前が重くなるというかっていうのが多いんですけど、ひどくなると明かりがチカチカするようなのが見えたりとか、気持ち悪くなったり、ひどい時はそういう時もあります」と語る。