日本語の声から「英語のAI音声」を誰でも作成できるツール「Cross-Language TTS」が一般公開。約5分間の収録をするだけで日本語と英語のAI音声が作成され、自由にボイスを出力できる

AI要約

AI音声プラットフォーム「CoeFont」が新機能「Cross-Language TTS」を無料で一般公開した。

この機能では、日本語で収録した音声をAI音声にして日本語や英語で読み上げることが可能。

この機能には「AI Lain」などで既に活用されており、多言語化の希望があるユーザーからの要望を受けて、一般公開されることとなった。

作成したAI音声は無料で100文字以内の生成が可能で、100文字以上や他言語の音声変換が必要な場合はStandard Planに登録が必要。

日本語の声から「英語のAI音声」を誰でも作成できるツール「Cross-Language TTS」が一般公開。約5分間の収録をするだけで日本語と英語のAI音声が作成され、自由にボイスを出力できる

AI音声プラットフォーム「CoeFont」を提供するCoeFontは6月13日、日本語で音声収録をすると日本語と英語のAI音声が作成可能な新機能「Cross-Language TTS」を無料で一般公開した。

今後は中国語、フランス語、スペイン語にも順次対応していく予定とのこと。

「Cross-Language TTS」はもともと2023年6月より「Cross-Lingual TTS β版」として、一部のユーザー限定で提供されていた、日本語で収録した音声をAI音声にして日本語、または英語で読み上げてもらう「CoeFont」の機能だ。

β版の公開後、多くの企業や個人のユーザーから多言語化の要望があったため、一般でも利用可能な機能として公開されたかたちとなる。

「Cross-Lingual TTS β版」を利用して制作・公開された作品は既に存在しており、『serial experiments lain』の主人公「岩倉玲音」と会話できることで話題を呼んだ対話型AIサービス「AI Lain」もそのひとつだ。

実際に音声を収録してAI音声を作成する場合には、50文章を読み上げ、その後約3時間の作成時間を経てから自由に使えるようになるようだ。

作成したAI音声は100文字以内であれば無料で生成可能となっており、100文字以上のテキストの音声変換、英語音声等の機能を使用する場合はStandard Planへの登録が必要とのこと。

英語が喋れない人でもネイティブに喋らせられる「Cross-Language TTS」に興味がある人はStandard Planの無料期間もあるため、一度試してみてはいかがだろうか。

■CoeFont、日本語収録した音声を多言語のAI音声に変換できる「Cross-Language TTS」を無料で一般公開

AI音声プラットフォーム「CoeFont」を提供する株式会社CoeFont(本社:東京都港区、代表取締役:早川 尚吾、以下当社)は、日本語で音声収録をすると日本語と英語のAI音声が作成可能な新機能「Cross-Language TTS」を2024年6月13日(木)より、無料で一般公開いたします。今後、中国語、フランス語、スペイン語にも順次対応を予定しています。

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「Cross-Language TTS」概要

これまでは、言語ごとに、それぞれ決められた文章を読み上げることで、AI音声を作成いただく必要がありました。しかし、この方法では、正しい英語の発声を収録時にできない限り、テキストを音声化しても再現されず、円滑なコミュニケーションをとる妨げとなっていました。

「Cross-Language TTS」は、そのような課題を解決するため、2023年6月27日より「Cross-Lingual TTS β版」として、一部のユーザー限定で提供を行い、市場ニーズの検証を行ってまいりました。β版の公開後、多くの企業や個人の方から、多言語化のご要望をいただいていたことから、一般の方でもご利用可能な機能として、公開いたします。

【事例1.AI Lain】

原作25周年を記念し制作された「AI lain」に、25年前に収録された日本語音声を元にCross-Language TTSで作成した日本語と英語のAI音声を提供しました。

【事例2.】

川崎市議会議員 青木のりお氏のホームページに、Cross-Language TTSで作成した日本語と英語のAI音声を提供しました。

特徴1.日本語の音声収録で、英語のAI音声も同時に作成

「Cross-Language TTS」は、日本語の音声を、50文章(約5分間)の収録を行っていただくことで、日本語と英語のAI音声が約3時間で作成されます。

今後、対応言語を順次追加していく予定です。

特徴2.無料で作成可能

Cross-Languageは、誰でも無料で、日本語と英語のAI音声が作成可能です。

作成したAI音声は、100文字以内であれば、無料で生成可能です。100文字以上のテキストの音声変換等の機能をご利用の場合は、Standard Planへの登録が必要となります。

今後の展開

このたびのCross-Languageの技術を活用し、多言語でのリアルタイムなコミュニケーションの課題解決につながる機能を提供する予定です。

AI音声プラットフォーム「CoeFont」とは

CoeFontは、最新の技術を活用して、スピーチを表現豊かで使いやすい声に変換する革新的なAI音声プラットフォームです。CoeFontプラットフォームは、Text-To-Speech(TTS)、Voice Changer、およびCross-Language TTSアプリケーションを含む、幅広いコミュニケーションニーズに対応した多目的なソリューションを提供しています。CoeFont Voice Hubを使用することで、ユーザーは10,000以上のAI音声の豊富なライブラリにアクセスでき、任意のプロジェクトやプレゼンテーションに適した多くの選択肢が用意されています。トレーニングセッション、社内アナウンス、オーディオブック、ライブミーティングやストリーミング、または家族や友人との個人的な会話であっても、CoeFontはユーザーがどんな言語でも効果的に自己表現できるようにするツールを提供しています。

詳細は、 をご覧ください。

株式会社CoeFontについて

2020年に設立されたCoeFont株式会社は、東京工業大学に登録され、AIを活用したサービスの開発と提供を行っています。同社は現在、AIに基づいた音声合成に焦点を当て、倫理的かつ包括的なAI音声プラットフォームの開発に取り組んでいます。CoeFont()は、すべての国と地域で利用可能です。

CoeFontは、「声」を意味する日本語の単語「声(こえ)」と、「フォント」という英語の用語を組み合わせたものであり、さまざまなタイポグラフィスタイルを表しています。この概念は、音声フォントが音を通じた書き込みと創造を可能にするという考えを強調しています。