DCの名作アメコミ『ウォッチメン』ついにアニメ化、予告編が公開。原作はSFでもっとも権威ある「ヒューゴー賞」を受賞。原作に忠実なアニメ化としてチャプター1が年内に公開予定

AI要約

Warner Bros. Entertainmentは6月14日、アラン・ムーアが手掛けるDCの名作アメコミ作品『ウォッチメン』アニメ版の予告編を公開した。

本作は2部構成で制作され、米IGNの報道によるとチャプター1は2024年に、チャプター2は2025年に公開される予定だ。

『ウォッチメン』はDCコミックスにて1986年から1987年にかけて出版されたアメコミ作品で、SFでもっとも権威ある「ヒューゴー賞」を受賞した作品となっている。

舞台は冷戦下のアメリカで、キーン条約により自警団活動が禁止された世界で、ヒーローたちの過去や冷戦の陰謀が描かれる。

アニメ版『ウォッチメン』はトゥーンシェーダーを駆使したアニメ調の3DCGで描かれ、原作コミックの構図を忠実に再現している。原作ファンや新規ファンに期待される作品として2024年の公開が楽しみだ。

DCの名作アメコミ『ウォッチメン』ついにアニメ化、予告編が公開。原作はSFでもっとも権威ある「ヒューゴー賞」を受賞。原作に忠実なアニメ化としてチャプター1が年内に公開予定

Warner Bros. Entertainmentは6月14日、アラン・ムーアが手掛けるDCの名作アメコミ作品『ウォッチメン』アニメ版の予告編を公開した。本作は2部構成で制作され、米IGNの報道によるとチャプター1は2024年に、チャプター2は2025年に公開される予定だ。

『ウォッチメン』はDCコミックスにて1986年から1987年にかけて出版されたアメコミ作品だ。作者は『Vフォー・ヴェンデッタ』や『フロム・ヘル』、『バットマン: キリングジョーク』などで知られるアラン・ムーア氏。SFでもっとも権威ある「ヒューゴー賞」を受賞した作品となっている。

『ウォッチメン』の舞台は、ヒーローが実在する冷戦下のアメリカ。しかし、ヒーローたちはキーン条約により自警団活動を禁止されている世界だ。とあるヒーローが殺された事件を発端に、ヒーローたちの陰惨な過去を辿りつつ、冷戦に纏わる陰謀とドラマが描かれていく。

いわゆるパラレルワールドの設定を駆使しつつ、個々人の愚かさや、強大な権力の恐ろしさ、アメリカにおける政治的なバックグラウンドが見事に絡みあう物語が魅力的だ。

2009年には映画化され、2019年には後日談を描くドラマ版『ウォッチメン』が配信。ドラマ版は2020年のエミー賞で作品賞や脚本賞などを受賞した。

また、昨今では『ウォッチメン』のキャラクターたちがスーパーマンやバットマンらが存在するDCユニバースを訪れるスピンオフ『ドゥームズデイ・クロック』や『ウォッチメン』の35年後を描くスピンオフ『ロールシャッハ』なども刊行されており、近年でも『ウォッチメン』関連作品が楽しまれている。

このたび公開された映像を参照すると、アニメ版『ウォッチメン』はトゥーンシェーダーを駆使したアニメ調の3DCGで描かれることが確認できる。また、構図なども原作コミックのコマを踏襲しており、公開されたトレーラーのPV概要欄においても「忠実なアニメ化」が宣言されている。

アニメ化自体は2017年に発表されていたが、晴れてティザー映像が公開された本作。原作ファンも、新規のファンも楽しみやすい作品として期待できるため、興味がある読者は2024年内の公開を待とう。