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クリープハイプ尾崎世界観による小説『転の声』が芥川賞候補にノミネート
クリープハイプ尾崎世界観による小説『転の声』が、第171回芥川賞候補作に選出された。
待望の中篇小説『転の声』が、7月11日に文藝春秋から発売される。
本作は、ライブチケットの転売が市民権を得ている社会を舞台にしており、エゴサ文学の到達点を示している。
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■「俺を転売してくれませんか」。クリープハイプ尾崎世界観にしか書けないバンド小説にしてエゴサ文学の到達点!
『文學界 2024年6月号』に掲載されたクリープハイプ尾崎世界観による小説『転の声』が、第171回芥川賞候補作に選出された。
掲載時から話題沸騰の同作は、第164回芥川賞候補作となった『母影』以来、3年半ぶりとなる待望の中篇小説(約230枚)。
本作品を収録した単行本『転の声』は、7月11日に文藝春秋から発売される。
書籍情報
2024.07.11 ON SALE
『転の声』
■内容紹介
舞台は、ライブチケットの転売が今よりも市民権を得ている社会。ロックバンドのフロントマン・以内右手は、長引く喉の不調が招く不安に追い詰められ、とうとうカリスマ“転売ヤー”に縋りついてしまう。
「俺を転売してくれませんか」
自分たちのチケットに“プレミア”が付いていく。高額取引の痕跡をファンのSNSで確認するたびに、湧き上がる後ろめたい喜び。
尾崎世界観にしか書けない、虚実皮膜のバンド小説にしてエゴサ文学の到達点。