市川團十郎 息子市川新之助の「13」への愛明かす 将来は“2人の十三代目”構想も?

AI要約

歌舞伎俳優の市川團十郎が七月大歌舞伎の取材会を行い、昼の部「星合世十三團」に出演することが明らかになった。

演目では一人で13役を演じる難役を担い、前回は急性咽頭炎で公演中止になったが、今回は満を持して務める意気込みを示した。

13という数字に対する思いや、十三代目であることについて言及し、13という数字が好きであることを明かした。

 歌舞伎俳優の市川團十郎(46)が11日、都内で出演する「七月大歌舞伎」(7月1日)の取材会を行った。

 昼の部「星合世十三團」に出演する。海老蔵時代の2019年に初演され、好評を博した演目。三大狂言の一つ「義経千本桜」の13役を一人で演じ、早替えも話題となった。

 一人で13役を演じるため、休演した時の代役は不在。前回は公演中に急性咽頭(いんとう)炎を発症。声が出なくなり、3日間上演が中止となった。それだけに「前回はなかなかやり切れない部分もありましたが、今回は満を持して務めたい」と意気込んでいる。体調管理については「早く寝るしかないですね。日頃から健康管理はこれ以上ないというレベルやっているので、逆に維持することの方が難しいです」と語った。

 会見では自身が十三代目であることや今回の題名にちなみ、13という数字についての思いについても質問が寄せられた。「海外だと不吉だとされているじゃないですか。でも僕13という数字が意外と好きです。せがれ(市川新之助)も13という数字が好きで“僕も大きくなったら十三代目になりたい”と言っています」と告白。「ずっと十三代目。そういうのも昨今ではありなのかな」と冗談めいた口調で述べた。