でんぱ組と漫画家浅野いにおさん「でんでんぱっしょん」が取り持った縁

AI要約

アイドルグループ「でんぱ組．inc」が10日、東京・新宿バルト9で、公開中のアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション　後章」のイベントに出席した。

幾田りらとあのが声優としてダブル主演をしている話題作。この日は、原作の漫画家浅野いにおさんとメンバー3人が登壇。浅野さんが作詞し、でんぱ組．incが歌唱する総入歌「あした地球がこなごなになっても」にまつわるトークなどを繰り広げた。同曲は15年に発表され、ビルボードジャパンで1位を獲得した。

古川未鈴は「風のうわさで『いいところで曲が流れるよ』と聞いていた。実際に映画を見て胸を打たれました」と感激。リーダー相沢梨紗も「どこで流れるかと見ていたらびっくりした」。藤咲彩音は「『前章』で終わりだと思っていたが、『後章』を見て普通に泣きました」と続いた。

　浅野はもともと「アイドルに興味はなかった」という。だが、13年発売の「でんでんぱっしょん」を聞いて興味を持った。「皆さんがその時点で年がいっていた。そこが10代のキラキラしたアイドル像でなく、そういう所からはい出てきた。本来的には暗い性格かもしえないが、曲は明るい。すごくけなげに見えた」と説明。そして「でんでん－」を聞かなかったら「デッド－」は生まれなかったかもしれない可能性にも言及。これには古川が「この話が聞けただけでもうれしい」と笑顔で返した。

　「あした－」の歌詞には、浅野がメンバーをインタビューした際に出てきた言葉が随所にちりばめられてる。藤咲は「歌っている歌がアニソンになるなんて」驚き、古川も「夢がかなったじゃないけど、うれしいことが一つ増えました」と喜びを明かした。