「偏見がなくなればいい」瀬戸利樹、男性セラピスト役のオファーを即答した真意

AI要約

ドラマ『買われた男』は、女性専用風俗をテーマにした作品で、男性セラピストのヤマトを中心に展開されるストーリー。

主演の瀬戸利樹は、同業の俳優からの反応が大きく、撮影の裏側や役への取り組みについても明かしている。

作品を通じて、女性向け風俗に対する誤解や偏見を払拭し、新たな価値観を広げるきっかけになることを願っている。

「偏見がなくなればいい」瀬戸利樹、男性セラピスト役のオファーを即答した真意

 女性用風俗で働く男性セラピストのもとに、悩みを抱えた女性客が訪れる─。昨今メジャーな存在になりつつある「女性用風俗」をテーマにしたドラマ『買われた男』が話題だ。

 男性セラピストのヤマトを演じる主演の瀬戸利樹(28)は、特に同業の俳優からの反響が大きいという。

「“ドラマ見てるよ。撮影、大変?”って、俳優仲間から連絡もらうことが多いです。ベッドシーンも多いので、同業者的には撮影の仕方が気になるんだと思います(笑)。どうしたら身体がきれいに映るかなど気にすることは多いので“ほどほどに大変だよ”って答えてます(笑)。

 あ、ドラマのために身体を絞っていたので、撮影が終わったから二郎系ラーメンを食べに行こうと思ってるんですよ。共演した池田匡志くんと行く予定で、まだ食べたことがないので楽しみです!」

 風俗のイメージとはまったく結びつかない、屈託のない笑顔で話す。初めて原作の女性向け漫画を読んだときの感想も、

「エッチだな!と思いましたよ。もちろん(笑)」

 と正直にさっぱりと答えた。

「こういうのを読んでいる女性も多いのかも、と思いました。絵もきれいで不快感がないですし、女性も読みやすいだろうなって。

 実際にその世界に入ってヤマトを演じてからは、誰かに向けて言葉を発する前に、一度心の中で考えるようになりました。人によって言葉の感じ方は違うから、もっと相手の受け取り方に想像力を働かせて、やさしくならないとだめだなと思って」

 4月から始まったドラマもいよいよ佳境。見どころは?

「終盤はヤマトのプライベートに関わりがある女性たちとのお話になってきます。たくさんの人に共感してもらえる題材なので、自分に投影しながら見てもらえたらうれしいです。まだ見たことがない人は1話から見てもらえると、より楽しめると思います!」

 このドラマのオファーを受ける前から、女性用風俗のことは知っていたという。

「知り合いに聞いたら、女性用風俗を検索したことがあると言ってました。実際に利用するまではいかなくても、興味を持ってる人はたくさんいるんだと思います。今回、そんな“女風”がテーマのドラマのお話をいただいて、すぐにやりたいとお返事しました」

 男性セラピストとしての撮影を終えた今、この作品が“女性用風俗という選択肢がある”と気づくきっかけになれば、と話す。

「仲が良すぎる友人や家族には、逆に相談できない悩みってあると思うんです。初めて会う人で、お金を払っているからこそ相談できることもある。そんな関係だから癒せることもある。

 どこに吐き出せばいいかわからない気持ちや悩みを抱えた人に、はけ口の選択肢のひとつとして考えるきっかけになれたらうれしいです。風俗というと男性用をイメージされることが多いかもしれませんが、女性用も偏見がなくなればいいなと思います」

 いま話題の“女風”の世界。興味本位で覗いてみたら、思わぬ癒しが待っているかも?

DRAMA ADDICT『買われた男』

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