罪認めた水原一平被告が大谷翔平への謝罪声明を出さないワケ「ミヤネ屋」出演国際弁護士が解説

AI要約

水原一平被告が罪を認め、判決までの状況や量刑のポイントについて吉田氏が解説。

MLBが違法賭博問題の調査を終了し、大谷を被害者と認定。

水原被告が銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪を認めた経緯が明らかに。

罪認めた水原一平被告が大谷翔平への謝罪声明を出さないワケ「ミヤネ屋」出演国際弁護士が解説

 在米17年の国際弁護士、吉田大氏が5日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)にリモート生出演。ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳で銀行詐欺などの罪に問われている水原一平被告(39)が「guilty」と言って罪を認めたことについて言及した。

 水原被告がこの日、報道陣の前で沈黙していたことについては「今回は有罪を認め、大きな節目ではあるんですが、判決までは続いていると。余計なノイズをつくってほしくないという助言が(弁護人から)あったと思います」と語った。

 米国での量刑についての考え方を解説した。「量刑ガイドラインというのがあって。犯した罪、被害総額、特殊な事情等々、ポイント制になっています。その中で、大きなポイントとしては早急に司法当局との和解、合意することがポイントになる」と語った。仮に法廷外で大谷へ謝罪声明を発表しても「法廷の外で謝罪するというのは、ポイントの中に入ってないのが現状」と続けた。

 判決が10月25日まで、水原被告が公の場に出てこないのが有力だという。「それまでは何が起こるか分からない。ノイズをつくってしまうと、思惑、臆測を呼ぶかもしれない。それまでは耐えてくれと(弁護人が)助言している可能性があります」と推察した。

 MLBは4日(日本時間5日)、水原被告が有罪を認めたことを受け、大谷と水原被告にからむ違法賭博問題の調査を終了したことを発表した。

 文書で「これまで明らかになっている連邦捜査機関の徹底的な捜査の内容と、MLBが集めた情報、そして司法の手続きにより事件が解決に至っていることを吟味した結果、ショウヘイ・オオタニは詐欺の被害者とみなし、本件の調査を終了した」と声明を発表した。

 水原被告は21年11月から24年3月にかけて違法スポーツ賭博で巨額の借金を抱え、返済のため大谷の銀行口座から不正に送金。その額は計1700万ドル(約26億4000万円)と伝えられている。この日、カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷し、銀行詐欺と虚偽の納税申告の2つについて、罪を認めた。