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『エルデンリング』DLCの「SHADOW OF THE ERDTREE」は最高に面白い武器&戦技がモリモリ出てきて心が躍る! 褪せ人が3時間プレイして感じたこと・分かったことまとめ
『エルデンリング』待望のDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』の試遊会で感じた濃密な体験とアップデートの内容が紹介されている。
新武器の素振りから始まり、影の地での冒険や影樹の加護システム、ダンジョン探索、ボス戦の難しさなど詳細なプレイレポートが展開されている。
記事では『SHADOW OF THE ERDTREE』のリリース日や価格、対応プラットフォームも記載。読者は早くも期待が高まること間違いなし。
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世界累計出荷本数が2300万本を突破し、世界中のゲーマーが熱狂した『エルデンリング』の発売日から2年。待ちに待った追加コンテンツ『SHADOW OF THE ERDTREE』の配信日が間近に迫ってきた。
未知のエリア「影の地」で始まる新たな冒険に期待しつつも、不思議と落ち着いた気持ちで過ごしていたところに、編集部から『エルデンリング』DLC試遊会の取材依頼が届く。
ついにこの時が来た!と気を引き締めながら、予習とリハビリのため新規キャラクターで「血の君主、モーグ」撃破まで進めて試遊会に臨んだ。
試遊会では、あらかじめ用意されたキャラクターデータで3時間という制限のなかで、DLCエリア開始直後からレガシーダンジョン「塔の街、ベルラート」と中規模ダンジョン「エンシスの城塞」の一部ボス撃破までを体験。
用意されたキャラクターはレベル150、+25の武器を所持しており申し分のない戦力だったが、DLCエリアは十分な手応えを感じる難度で、エンシスの城塞のボスにいたっては「これがDLCエリア序盤からすぐに行けるダンジョンのボスなのか……!」と唸りながらも、協力NPCと遺灰のおかげでなんとか撃破できた。
3時間のプレイで触れることができたのはほんの一部でありながらも非常に濃密で、今回のDLCが最大規模のボリュームになるという事前情報にも大きく納得した次第だ。
文/Leyvan
■まずは新武器の素振りから始める
用意されたキャラクターデータをロードすると、モーグウィン王朝の祝福、神人眠りの繭からスタートする。
目の前にある繭に触れるとDLCエリアである「影の地」へと移動することができるようだ。
影の地へと足を踏み入れると、遠方にそびえ立つ影樹とともに多くの建造物、大型モンスターなどが視界に飛び込んできて、思わず足を止めて見入ってしまった。
最初の祝福に到着したところで、まず気になるのは新武器! あらかじめ複数の新武器が強化済みの状態で用意されていたので、我慢できずに素振りして武器のモーションなどをチェックしてみることにした。
まずは最初から右手に装備していた「レディソード」。流麗な攻撃モーションと構えから派生する戦技が強力な新武器で、直剣と大剣の中間にあたる攻撃力と重量でリーチが非常に長い。
戦技は腕を横に真っ直ぐ伸ばした構えから弱攻撃で舞うような三連撃、強攻撃では体を捻りながら跳躍した後、前方に飛び込みながら突きを繰り出す。
ちなみに、カウンター攻撃も独特のモーションで素早く三回切り返す動作となっている。
次は新カテゴリの「大刀」。刀版の大剣とでも言うような使用感で、長いリーチと攻撃力、出血効果を併せ持つ。モーションに突き攻撃が多く、通常攻撃2段目の突きは発生が早く1段目から繋がりやすい。
戦技はレディソードと同じく構え戦技で、刀を上段に構える動作から弱攻撃で『SEKIRO』の流派技「一文字」のように鋭く打ち込む一撃を繰り出し、強攻撃では素早く三回斬り下ろす。戦技の派生攻撃はいずれもモーションが素早く、使い勝手は良好に感じた。
そのほかにも、流紋の投擲武器シリーズは強攻撃で投擲による遠距離攻撃が可能で、FPなどリソースを消費することもないので非常に使い勝手が良く、攻略では重宝すること間違いなし。
流紋の大鎚はダッシュ強攻撃、流紋の斧はジャンプ強攻撃でも投擲することができて、ちょっとした隙にポイポイ投げて牽制できるのは大きい。
流紋の短剣に関してはすべての攻撃が投擲となっており、サブ武器として仕込むのも良さそうだ。
■フロム流の“洗礼”を受けて、「影樹の加護」の重要性を実感
最初の祝福で武器の素振りをする儀式を終えて、ひとまずは真っ直ぐに進んでいくと、両手にチャクラムのような武器を携えた敵と交戦。
なるほど、腕試しのつもりか!と勇んでみたはいいものの、最初に遭遇する敵にしては……なんというか、その……強いのでは?!
不気味な動作から繰り出される攻撃は間合いが読みづらく、おまけに強靭度が高いのか、なかなか怯まない。初戦ではしっかりと狩られてフロム流の“洗礼”を受けた。
ルーンを回収しつつリベンジを果たし、そのまま道なりに進んでいくと、今度は巨大な火の鉄人形のような敵と遭遇する。
これは明らかに倒せる敵ではないな……と思いつつも、一応攻撃を加えてみるが、やはりHPゲージはミリ程度しか削れない。そして攻撃がきそうなのでトレントに騎乗して全速力で退避するも、攻撃範囲が……広すぎる!!
さすがに今相手をすべきではないと判断し、即座に離脱した。
手荒な歓迎を受けつつも、印象的な光る十字が刻まれた地に辿り着くと、「影樹の破片」と呼ばれるアイテムを手に入れる。
影樹の破片を祝福で消費することで、「影樹の加護」を上げることができて、影の地の中に限るが攻撃力とカット率を高められるようだ。
おそらくは、先ほど遭遇したような強敵は影樹の加護を十分に上げて挑むのが得策ということだろう。
また、「霊灰」というアイテムも入手することがあり、こちらも同様に祝福で消費することで、召喚する霊体と霊馬の攻撃力とカット率を高める効果がある模様。
協力NPCや遺灰の戦力も重要なので、影樹の破片と霊灰を集めることが影の地を攻略するうえでは重要なポイントになりそうだ。
そんなこんなで、三叉路の十字と記された祝福から先へ進んでいくと、レガシーダンジョンの「塔の街、ベルラート」を発見したので、まずはそこを探索することにした。
■最終強化武器でも手応え十分なレガシーダンジョン「塔の街、ベルラート」
厳かな雰囲気に包まれた塔の街、ベルラートでは、巨大なサソリのモンスターや、影のような身体をした人型の敵が主に登場する。
武器に炎攻撃力を付与する火脂の強化版となるアイテムが各所に落ちていることから、ここでは炎が有効な敵が多そうなので、「火の騎士大剣」という武器をメインウェポンとして戦った。
火の騎士大剣は物理攻撃力のほかにも若干ながら炎攻撃力がある特大剣で、戦技「火の槍」で炎属性の遠距離攻撃と炎エンチャントが可能な新武器だ。
ダンジョンを進んでいくと、道中で巨大な太刀を携えた角付きの大柄な、見るからに強そうな敵を発見した。
嫌な予感がしつつも戦いを挑むと、やはり手強い。坩堝の騎士のように生半可の攻撃では怯まない強靭さに、絶妙なディレイをかけてくる重い攻撃、ひたすらにタフな高HPで苦戦を強いられた。
そんな強敵を倒しつつ、さらに奥へと進むと祝福と協力NPCの召喚サインがあり、いよいよボス戦。待ち受けるボスは、「神獣獅子舞」と呼ばれる敵で、俊敏な動きによる肉弾戦のほかにも、噛みつきによる拘束攻撃、嵐を巻き起こす遠距離攻撃、広範囲に及ぶ落雷、雷ブレス、さらには吹雪による冷気など実に多彩な攻撃手段を持つ。
とはいえ、協力NPC「赤獅子、フレイヤ」を召喚できるので、ともに戦えば心強い戦力となってくれるはずだ。
実際に、試遊では初戦で残りHPがあとわずかのところで倒されてしまったものの、生き残ったフレイヤさんが見事トドメをさしてくれて相討ちに持ち込めた。
■序盤から行けるものの、かなり高難度な「エンシスの城塞」
塔の街、ベルラートで神獣獅子舞を撃破した後、今度は別の方角に見えるもう一つのダンジョン「エンシスの城塞」に挑む。
エンシスの城塞では、主にメスメル兵という兵士のほかに騎士トロル、輝石魔術師などが登場する。
エンシスの城塞の敵は、塔の街、ベルラートに比べると一際手強く、攻略難度は明らかに高い。厳しいと感じたら、影樹の加護を高めてから挑むのが良いということだろう。
ここでは少しでも優位に立ち回れるように、投擲武器である流紋の大鎚、流紋の斧をメイン武器として進めることで、なんとかボスまで辿り着けた。
ボスは「双月の騎士、レラーナ」という二振りの大剣を振るうシャープな騎士で、華麗な身のこなしと絶え間ない連撃に加え、カーリアの魔術まで使いこなす強敵だ。
ボス前には「針の騎士、レダ」の召喚サインがあるため、惜しまずに戦力として投入。さらに「黒騎士長、アンドレアス」の遺灰も使用して、使えるものはすべて使う勢いで挑む。
体力を半分ほどまで削ったところで、やはり行動パターンが大きく変わる。二振りの剣が炎と魔力を纏い、炎の嵐を巻き起こす範囲攻撃、極めつけには二つの月を呼び出す大技……。
もちろん詳細は省くが、初めてその攻撃を見た時は思わず「おお?!」と声が漏れて、倒されながらも「ああすればよかったか…」と対処法を理解できたので理不尽さはなく、次こそは!と闘志を燃やすことができた。
■密度のあるマップに想像以上なボリュームの予感
終わってみれば、あっという間に感じた3時間の試遊。本稿ではお伝えできない部分も多く、詳細に書けば書くほどネタバレになってしまうし、自ら発見する楽しみを奪うことになるのがもどかしい。
少し歩けば次々と新たなロケーションや敵、NPC、アイテムなどを発見できて、全体的に密度があるマップだと感じたのは間違いなく、試遊後に担当者より伝えられた追加アイテムの総数が想像を遥かに超えて多かったので、それらをすべて回収するにはどれほどかかるのか……期待と興奮は高まるばかりだ。
序盤から手応え十分のダンジョンとボスだが、これはほんの序章にすぎないのだと思いつつ、影の地を本格的に冒険する日を待ちたい。
追加コンテンツ『SHADOW OF THE ERDTREE』の発売日は6月21日。価格は4400円。対象プラットフォームはPS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、Steam(PC)となる。
■『エルデンリング』DLCの試遊で感じた20のこと
・1.DLCエリアはレベル150、+25武器でも手応えを感じる難度
・2.DLCエリア限定で攻撃力とカット率を上げる「影樹の加護」システムがある
・3.影樹の加護は、祝福で「影樹の破片」を消費することで上げることが可能
・4.祝福で「霊灰」を消費することで、召喚する霊体と霊馬の攻撃力、カット率も強化可能
・5.戦技「坩堝の諸相・翼」は坩堝の騎士のように飛び上がり、武器を掲げて突撃するカッコよすぎる戦技
・6.「火花の調香瓶」は炎攻撃力のみの尖った武器で、モーションは敵の調香師と類似
・7.新拳武器の「落葉格闘」は掌打と蹴りを組み合わせた武術スタイルの格闘武器
・8.戦技「落葉旋風脚」は回転蹴りを繰り出しながら上昇し、蹴り下ろす大技
・9.新カテゴリ武器「獣爪」の赤熊の爪は、筋力系の補正で野性味あふれる攻撃モーション
・10.「刺突盾」の「デュエリングシールド」は、戦技「盾攻撃」によって素早くコンボ攻撃できる盾
・11.逆手持ちの双刀武器がある
・12.流紋の投擲武器シリーズは強攻撃で投擲可能。FP消費なし
・13.流紋の大鎚の溜め強攻撃による投擲は、HPが低いザコ敵ならほぼ一撃で倒せる
・14.流紋の短剣はほぼすべての攻撃モーションが投擲で非常にユニークな新武器
・15.「大刀」の構え戦技からの派生攻撃が某流派技の一文字のようなモーション
・16.「ユビムシの遺灰」は召喚者のHPを回復してくれてかわいい
・17.「墓守鳥の遺灰」は飛び回り、霊炎のブレスで遠距離攻撃してくれる
・18.「黒騎士長、アンドレアス」の遺灰は高耐久、高火力で強力
・19.DLCエリアはリムグレイブよりも密度があり、ロケーションが多い
・20.DLCエリアでも犬は手強い