“怖くない怪奇幻想小説”のような作品に、遊劇体のツダシリーズ新作「微風の盆」

AI要約

7月19日から22日まで京都・THEATRE E9 KYOTOで上演される遊劇体 #67『微風の盆』について紹介。

作・演出を手がけるキタモトマサヤによる、和泉山脈麓の架空の町・ツダを舞台にした連作シリーズの最新作。

奇妙な仮装大会や謎の若い女が登場し、異色で怪奇幻想小説のような物語が描かれる。

“怖くない怪奇幻想小説”のような作品に、遊劇体のツダシリーズ新作「微風の盆」

「遊劇体 #67『微風の盆』」が、7月19日から22日まで京都・THEATRE E9 KYOTOで上演される。

キタモトマサヤが作・演出を手がける本作は、大阪府南部にある和泉山脈麓の架空の町・ツダを舞台にした連作シリーズの最新作。今回は13作目となる。

1969年夏、盆踊り大会の最終日は仮装大会。“奥山音頭”に導かれ、異様な扮装の踊り手たちが現れた。夜の蝶だという女性ものの下着姿の男、 顔だけ黒塗りの黒人ボクサー、 欧州貴族に扮した少女歌劇の男役、“放射能怪獣”などがいる中、遠い島国から来た1人の若い女が、少年が行方知らずになったと騒いでいて……。

キタモトは本作について「ツダ・シリーズと呼んでいただいている台本のなかでも異色作になること必至です。 しかし作者は、いつも通り、とってもオモシロがっております。怖くない怪奇幻想小説みたいなイメージです」と述べ、「シンプルな舞台で、俳優の身体による、様式美に徹した上演です。あ、それもいつも通りです」とコメントした。

出演者には大熊ねこ、村尾オサム、坂本正巳、久保田智美、中田達幸、そしてキタモトが名を連ねた。上演時間は1時間20分を予定。

■ キタモトマサヤ コメント

ツダ・シリーズと呼んでいただいている台本のなかでも異色作になること必至です。

しかし作者は、いつも通り、とってもオモシロがっております。

怖くない怪奇幻想小説みたいなイメージです。

大したものではありませんが、このお芝居独自の趣向があります、といえばいつもそうなんですけれど。

驚いていただけるか、呆れられてしまうか、さてどっちだ。

(期待してください、と自信をのぞかせてみた)

シンプルな舞台で、俳優の身体による、様式美に徹した上演です。あ、それもいつも通りです。

■ 遊劇体 #67「微風の盆」

2024年7月19日(金)~2024年7月22日(月)

京都府 THEATRE E9 KYOTO

□ スタッフ

作・演出:キタモトマサヤ

□ 出演

⼤熊ねこ / 村尾オサム / 坂本正⺒ / 久保⽥智美 / 中⽥達幸 / キタモトマサヤ