東ちづる「間違いなくこれまで見たことのないショー」 座長務める“日本初多様性エンタメ”ステージに自信

AI要約

東ちづる主催のエンターテインメントショー『まぜこぜ一座』の記者発表会が開催された。多様なメンバーが参加し、ゴージャスなパフォーマンスを披露する予定。

主催者の東は「まぜこぜ一座」の解散を目指し、社会に必要なくなることを目標としている。バリアフリーの環境整備も行われ、幅広い層に楽しんでもらう取り組みをしている。

映画や公演に携わった出演者たちも自分を解放し、新しいエンターテインメントを創り上げることに喜びを感じている。バリアフリーのエンターテインメントが広がることを願っている。

東ちづる「間違いなくこれまで見たことのないショー」 座長務める“日本初多様性エンタメ”ステージに自信

 俳優の東ちづる、声優の三ツ矢雄二、ドラァグクイーンのエスムラルダ、ポールダンス世界チャンピンの小源寺涼太、俳優・手品師のマメ山田が3日、東京・渋谷区役所内で行われた『「まぜこぜ一座」映画&歌とダンスのステージショー!6月16日 LINE CUBE SHIBUTA』記者発表会に参加した。

 同イベントは、東が主催する「まぜこぜ一座」が行うダンスと歌の公演&映画上映のエンターテインメントショー。こびとパフォーマーや車いすや義足のダンサー、全盲のシンガーソングライター、自閉症やダウン症のダンサー、ドラァグクイーンなどのレギュラーメンバーに、『もののけ姫』の主題歌を歌った米良美一や、ポールダンス世界チャンピオンの小源寺、トップベリーダンサーのSAYURI、ドラァグクイーンユニット「八方不美人」らも加入し、ゴージャスな「まぜこぜ」パフォーマンスを届ける。

 東は2012年、アートや音楽・映像・舞台等を通じて、誰も排除しない“まぜこぜの社会”をめざす一般社団法人「Get in touch」を設立し、代表として活動している。東は渋谷区と共催することとなった「まぜこぜ一座」のイベントをLINE CUBE SHIBUTAという大きな会場で開催することに驚きを明かしたうえで「一人でも多くの人に観てもらうことが目標なので、私たちもやってみたいなという思いで挑戦することにしました。間違いなくこれまで見たことのないショーをお届けします。期待を超えようという思いです」と語る。

 また「私たちは『まぜこぜ一座』の解散が目標なんです」といい、「私たちが必要ないような社会が実現できて、解散することが目標。どんどん社会派アップデートしていますが、まだまだと感じているところもあります」と訴えた。

 「Get in touch」の理事であり、イベントで上演される社会派コメディサスペンス映画『まつりのあとのあとのまつり~まぜこぜ一座殺人事件~』でナレーション、イベントのMCを務める三ツ矢は「映画では思いっきり“ホゲて”(オネエの言動をすること)、お姉をぶっこいて出演しております(笑)。思いっきり自分を解放できた気がします」とアピール。

 映画のシナリオと公演台本を務めたエスムラルダは「最初はどうつくっていいか分からなかったんですけど、東さんたちとお話しするなかで構成が出来上がっていきました。世界でも類を見ない内容のものが出来上がったと思います。すごく刺激的で楽しい作業でした」と新たなエンターテインメントを作り上げたと語っていた。

 同イベントは、「皆んなが楽しめるバリアフリーエンタメをめざす!」を掲げ、さまざまな特性のある人も来場できるよう、会場内のバリアフリーの環境整備と合理的配慮も実施。老若男女問わず、視覚・聴覚障害者、車椅子使用者らへの情報保障もされていると説明した東は「完全バリアフリー化のエンターテインメントが広がればいいなと思います」とし、値段も格安にしたことについて「大赤字でやっております(笑)」と多くの人に観てほしいという思いを伝えた。