中村雅俊、明治座「芸能生活50周年記念公演」初日 コロッケ&久本雅美「ずっとしゃべってる」

AI要約

中村雅俊が芸能生活50周年記念公演を明治座で開催し、地元の町を舞台にしたドラマやオールタイムベストアルバムの歌声を披露した。

出演者たちは楽しい共演を楽しんでおり、稽古や公演に向けて真剣に取り組んでいる様子が伝わる。

久本、コロッケとのトークが笑いを誘い、中村は出演者たちの熱意を称賛し、観客に作品を楽しんでもらいたいと語った。

中村雅俊、明治座「芸能生活50周年記念公演」初日 コロッケ&久本雅美「ずっとしゃべってる」

 歌手で俳優の中村雅俊(73)が2日、東京・日本橋浜町の明治座で「中村雅俊芸能生活50周年記念公演」の初日を迎えた。18日まで公演する。

 中村は慶大卒業直前の1974年(昭49)2月に「太陽にほえろ!」で俳優でデビュー。同4月の日本テレビ系連続ドラマ「われら青春!」に主演して、人気となった。

 公演の第1部では、故郷・宮城県の田舎町を舞台にカフェ「スターリバー・カフェ」のマスターを演じる、「どこへ時が流れても~俺たちのジュークボックス~」を上演。第2部では、5月29日に4枚組のオールタイムベストアルバム「SONGS~Masatoshi Nakamura 50th Anniversary All Time Best」をリリースし、“歌手中村雅俊”の歌声を披露した。

 開演前に出演者が会見。中村は「この1カ月間、試行錯誤して稽古を続けてきました。今日はゴールじゃなくスタート。あとはみなさんの助けが必要、よろしくお願いします」。

 共演のコロッケ(64)は「今回は徳川龍馬役という幕末の名前をいただきました。中学時代からファンで、カラオケに行くと雅俊さんの歌を歌っています。こうして出させていただくのがうれしくて、ちゃんと頑張っています。途中、おふざけもありますが、そこは雅俊さんが許してくれるので」。久本雅美(65)は「マスターのことが大好きなのを隠しながら、頑張る看板娘役。憧れの雅俊さんの50周年の公演を盛り上げられたら。よろチクビ~」と笑った。

 田中美佐子(64)は「雅俊さんの妻を演じます。25年ぶりくらいの共演で、それ以来の妻の役。一緒にお仕事をして、とっても現場が楽しい。違和感を感じずに現場には入れました。2人が仲良く、楽しい、幸せな夫婦になれたらいいな。初めての音楽劇で、大丈夫なのかよと思ったけど、案外やってみると幸せになれる。見ている人はきっと幸せになれる劇だと思います」。小川菜摘(61)は「15歳の時に雅俊さん主演の(日本テレビ系)『ゆうひが丘の総理大臣』でデビューして、46年ぶりの共演。雅俊さんの50周年公演に出られるのは光栄。頑張ります」と話した。

 久本は中村のことを「すごいおしゃべり。こっちがせりふを入れなきゃいけないのに、くっだらない話をしている(笑い)。下手したら稽古よりもトークの方が長い」。コロッケ「周りが稽古だと思ってるのに、雅俊さんだけ気がつかずにしゃべってる」。

 中村は「2人がネタを持っているので、それでしゃべってしまう。この場を借りて謝っておきます」と笑みを浮かべながら、「それぞれが、よりよくしたいという気持ちが強くて、ただ台本を覚えるだけじゃなく、稽古に臨んできて、素晴らしいものができてきた。今日からがスタートですが、みんなに見てもらいたい」と話した。

 ◆中村雅俊(なかむら・まさとし)1951年(昭26)2月1日、宮城県女川町生まれ。73年慶大在学中に文学座付属演劇研究所入所。74年4月期の日本テレビ系連続ドラマ「われら青春!」で主演に抜てきされ本格デビュー。同7月に挿入歌「ふれあい」で歌手デビューして120万枚超の大ヒット。75年同局「俺たちの勲章」「俺たちの旅」、映画「ふれあい」。俳優として連続ドラマ34本を含め、主演作品は100本以上。歌手としてシングル55枚、アルバム42枚をリリース。182センチ。血液型O。