絢香、15年ぶりフルオーケストラで熱唱「森の中で癒やしのマイナスイオンが振って来るようです」

AI要約

シンガー・ソングライター絢香が名古屋でフルオーケストラ公演を開催し、新曲や双子の愛犬への思いを歌った。

絢香は15年ぶりのフルオーケストラ公演で観客を魅了し、特別な共演に感激していた。

彼女の家族や未来への思いも明かされ、大切な人たちへの想いが音楽に込められている。

絢香、15年ぶりフルオーケストラで熱唱「森の中で癒やしのマイナスイオンが振って来るようです」

 シンガー・ソングライター絢香(36)が1日、名古屋・愛知県芸術劇場コンサートホールでフルオーケストラ公演「絢香 PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2024」を開催した。

 黄色いロングドレスに黒いシースルーのロングジャケットで登場。オーケストラの演奏をバックに「三日月」「ツヨク想う」「みんな空の下」「beautiful」などを熱唱。5月29日にデジタルリリースした新曲「ずっとキミと」も披露し、1800人の観客を魅了した。

 デビュー4年目の2009年(平21)以来15年ぶりにフルオーケストラをバックにした絢香は「今日という日をめちゃめちゃ楽しみにしていました。すてきな音を浴びながら鳥肌が立っています。この曲の編成で歌えることが幸せで、まるで森の中にいて癒やしのマイナスイオンが降って来るようです。ホント、夢の中にいるようです。みなさんも、たくさん浴びて、たくさん持って帰ってください」と話した。

 「ずっとキミ」とは、もうすぐ13歳になる双子のトイプードルの愛犬「アオ」「ラキ」への思いを歌にした。「ずっと家族でいて、話せはしないけど心は通じている。動物って人間が持っていないピュアな思いを持っていると感じながら作りました」と振り返った。

 アンコールでは「にじいろ」を歌い、鳴りやまぬ拍手に応えて3回ステージに再登場して両手を振ると「ブラボー」「絢香!」の声が客席からかかった。

 小説家で俳優の水嶋ヒロ(40)との間に8歳と4歳の女の子がいる。「今日はお留守番ですが、コンサートにも来ます。こういう、いい音の時は聞かせてあげたいですね。普段からイヤーモニターを使わないんですが、あの生の音を何か通して聞くなんてもったいない。耳だけでなく、身体でも生の音圧を感じて歌っていきたい」と話した。

 8日には、世界遺産の奈良・薬師寺東塔落慶記念奉納として「絢香 SYMPHONIC CONCERT in 薬師寺」を野外特設会場で開催する。「神聖な場所で、野外なので響きが違うと思います。野外でフルオーケストラで聞くのは楽しみ。晴れ女です」と笑顔を見せた。

 12、13日には「絢香 PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2024」を東京文化会館ホールで開催する。【小谷野俊哉】