俳優・宮崎美子!認知症の妻を演じて感じた…不安と希望

AI要約

映画「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」で主演・岩城滉一さんが演じる福山健二の妻・佳代を演じている宮崎美子さん。認知症を患う役を通して知ったこと、感じたことなど役作りから、宮崎さんのライフスタイルについてもお話を伺いました。

映画「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」は、主人公の福山健二(岩城滉一)が、認知症を患う妻の佳代(宮崎美子)を看取り、ひとりになってからの人生の歩みを描いた物語。

認知症になった佳代の役作りから宮崎さんにお話を伺いました。

俳優・宮崎美子!認知症の妻を演じて感じた…不安と希望

映画「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」で主演・岩城滉一さんが演じる福山健二の妻・佳代を演じている宮崎美子さん。認知症を患う役を通して知ったこと、感じたことなど役作りから、宮崎さんのライフスタイルについてもお話を伺いました。

映画「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」は、主人公の福山健二(岩城滉一)が、認知症を患う妻の佳代(宮崎美子)を看取り、ひとりになってからの人生の歩みを描いた物語。

健二は佳代との日々を思い出しながら、ひとり静かに生きていましたが、息子の家族、市のコミュニティクラブで出会った同世代の仲間(田山涼成)、水泳教室のコーチ(高月彩良)との交流を通して、壁にぶつかりながらも人生を前向きに生きる姿が爽やかに描かれています。

認知症になった佳代の役作りから宮崎さんにお話を伺いました。

―認知症の妻という難しい役ですが、出演依頼を受けた理由や脚本を読んだときに感じたことを教えてください。

宮崎美子さん(以下、宮崎美子)

久万真路監督の映画でしたのでお引き受けしました。久万さん(久万監督)から声がかかったので「ぜひ!」と。脚本を読む前に出演を決めました。

―久万監督をとても信頼していらっしゃるんですね。「シェアの法則」(2023)に続いて久万監督作への出演ですが、認知症を患う役は難しかったのでは?役作りのために施設への取材なども行ったと聞いています。

宮崎美子

私が伺ったのはグループホームみたいな施設でした。皆さんがそこに集まって、歌ったり、お食事をしたり、お話をしたりしてらっしゃいましたね。その中で、私がお話を伺った方は、あまり会話ができない様子だったのですが、ご主人と一緒にいらして、ヘアスタイルやお洋服がとても素敵で。ご主人に愛されているんだなというのが伝わってきました。

リハビリの様子も見せていただいたのですが、ご主人がずっとニコニコと見守っていらして……。これもひとつの幸せのカタチなのかなと思いました。