横山大樹さん「名人対竜王」対決で先勝 朝日アマ将棋名人戦三番勝負

AI要約

第46期朝日アマチュア将棋名人戦三番勝負の第1局は、朝日アマ名人の横山大樹さんが挑戦者の慶田義法さんに先勝した。

横山さんは6連覇中の朝日アマ名人であり、慶田さんは昨年のアマ竜王戦の優勝者という実力者同士の対決が繰り広げられた。

横山さんが粘り強い指し手で勝利し、第2局を控えてお互いに全力を尽くす姿勢を示している。

横山大樹さん「名人対竜王」対決で先勝 朝日アマ将棋名人戦三番勝負

 第46期朝日アマチュア将棋名人戦三番勝負(朝日新聞社主催、日本将棋連盟後援、日本アマチュア将棋連盟協力、HEROZ協賛)の第1局が1日、東京都中央区の朝日新聞東京本社で指され、朝日アマ名人の横山大樹さん(34)が挑戦者の慶田義法さん(32)に先勝した。

 横山さんは朝日アマ名人6連覇中で、別棋戦のアマ名人戦も3連覇中。一方の慶田さんは昨年のアマ竜王戦の優勝者で、アマ棋界の「名人対竜王」の対決となった。

 振り駒で慶田さんが先手となり、中盤の長いじっくりした戦いとなったが、横山さんが粘り強い指し手で終盤にリードを奪い勝利した。横山さんは「一つ勝ってホッとしたが、ここからの1勝が本当に大変なので、気を引き締めて明日以降もがんばりたい」と話し、慶田さんは「幸い明日も指すことができるので、全力を尽くしたい」と語った。

 第2局は2日午前に指され、1勝1敗の場合は、同日午後に第3局が指される。立会人の加藤一二三九段(84)は「大熱戦で、途中は先手の慶田さんに有望な局面もありましたが、横山さんがよく挽回(ばんかい)しました」と話した。

 対局はYouTubeチャンネル「囲碁将棋TV」で中継する。(杉村和将)