「Kアリーナ」と横浜駅をつなぐ歩道橋、利用開始前日に延期発表…設計ミスでのひび割れ発見
横浜市は、みなとみらい地区の音楽専用施設「Kアリーナ横浜」と歩道橋の利用開始を延期することを発表した。
橋台にひび割れが見つかり、設計ミスによる構造上の不具合が報告されたため、安全上の懸念が生じている。
市は開通のために設計者と調整を行っており、一刻も早い対応を心掛けている。
横浜市は31日、みなとみらい地区の音楽専用施設「Kアリーナ横浜」と横浜駅方面をつなぐ歩道橋の利用開始を、予定していた6月1日から延期すると発表した。設計ミスによるひび割れが見つかったためとしている。
市によると、利用が延期されたのは全長130メートルの「高島水際線デッキ」(仮称)。5月中旬、橋を支える橋台に長さ1・2メートルのひび割れが見つかり、当初は問題ないとされていたが、30日に設計者の「JR東日本コンサルタンツ」(東京)から、「設計ミスにより構造上の不具合がある」と報告を受けた。鉄筋の本数が足りず、コンクリートが落下する恐れがあるという。
市は「迷惑をおかけし申し訳ない。一刻も早い開通を目指し、設計者と調整していく」としている。