小池都知事と都議会自民が会談「腹の探り合い」

AI要約

6月20日告示の東京都知事選で自民の都議会会派幹部が小池知事との協調関係を確認

小池知事は都政運営での協力を呼びかけ、知事選立候補表明が近いとみられる

自民は小池知事支援を模索しつつも、立候補要請は行わず、状況を見守っている

 6月20日告示の東京都知事選で対応が注目されている自民の都議会会派幹部が28日、小池百合子知事と会談した。非公開だったが、会派幹部によると、告示を前に、協調関係を確認したという。

 会談では、小池氏から今後の都政運営について「一緒に頑張りましょう」という発言もあったという。

 小池氏は近日中に知事選立候補を表明するとみられている。自民は独自候補擁立を見送る方針で、党内には「不戦敗」回避のために小池氏支援を望む声がある。都議会会派は、小池氏が立候補した場合は支援する方向性を確認している。

 ただ、会談では、小池氏への立候補要請はしなかったという。4月の衆院東京15区補選で、小池氏が擁立を主導した候補の否定的な発言を機に、自民が推薦をとりやめる事態となっただけに、ある自民都議は「立候補要請したのに『推薦はいらない』と言われたらみっともない。互いに腹を探り合っている状況」と話した。(本多由佳、松田果穂)