上皇ご夫妻、日光を訪問 疎開生活を送られた思い出の地

AI要約

上皇ご夫妻は28日から31日まで栃木県の日光を訪れ、疎開生活を送った思い出の土地を訪れました。

28日には特急列車で日光に到着し、多くの人が集まる中、笑顔で歩いて車に乗り込みました。

日光田母沢御用邸記念公園では庭を散策し、「イチイの木」の成長を喜ばれました。

上皇ご夫妻は28日から31日まで私的に栃木県の日光を訪問されています。上皇さまが終戦直前、疎開生活を送られた思い出の土地です。

上皇ご夫妻は、28日正午過ぎ、東武鉄道の特急「スペーシアX」の特別列車で東武日光駅に到着されました。

雨の中、駅の前には多くの人が集まり、上皇さまは笑顔で手を振り、お二人はしっかりと手を握って歩いて、車に乗り込まれました。

その後、ご夫妻は、日光田母沢御用邸記念公園を訪問されました。1947年まで皇室の御用邸で、上皇さまが太平洋戦争末期に疎開生活を送られた場所です。

上皇ご夫妻は、庭を散策し、2001年に植樹した「イチイの木」を見上げて、「すいぶん伸びて」と成長を喜ばれていました。

4日間の滞在中、上皇さまが父・昭和天皇の終戦を伝える「玉音放送」を聞いた奥日光も訪問される予定で、側近は「当時を思い起こされるご訪問になると思う」と話しています。

上皇ご夫妻の日光訪問は、2015年の戦後70年の節目など在位中に3回計画されましたが、豪雨や地震の災害が起きるなどして取りやめとなっていました。