九州～東北で大雨に 土砂災害などに厳重警戒 線状降水帯発生のおそれも
九州から関東、東北にかけて大雨のおそれがある。
線状降水帯が発生し、土砂災害や浸水、氾濫に厳重な警戒が必要。
東海や東京など気温差があり、あすの天気が回復し、再び天気が崩れるおそれも。
きょうは九州から関東、東北にかけて大雨となりそうです。九州南部や奄美、四国や東海では線状降水帯が発生して、大雨による災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重に警戒が必要です。
南の海上にのびる前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、雨雲が発達しやすくなります。西日本や東海は午前中から活発な雨雲がかかりやすく、九州南部では猛烈な雨の降る所もありそうです。日中にかけては宮崎県や奄美地方を含む鹿児島県、徳島県、高知県、午後は岐阜県、静岡県、愛知県で線状降水帯が発生するおそれがあります。線状降水帯が発生すると、同じような場所に発達した雨雲が次々と流れ込んで、災害発生の危険度が急に高まるおそれがあります。山や崖の斜面、川の近くからは離れた安全な場所でお過ごしください。
活発な雨雲は次第に東へ移っていき、夕方以降は東海、夜には関東や東北でも局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。あすの朝にかけて東海の多い所では350ミリの雨が降る予想で、5月の平年1か月分を超える雨がたった一日で降るおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫などに警戒が必要です。沿岸部は風も強まるので、帰宅時間帯は交通機関の影響にもお気をつけください。
東京など、太平洋側は日中の気温が25℃くらいの所もあり、蒸し暑く感じられそうです。西日本や日本海側では20℃に届かない所が多く、風がひんやりするくらいの所もあるでしょう。
あすの日中は関東や東北も天気が回復して、木曜日にかけては広い範囲で晴れる見通しです。暑さが戻りますが、金曜日以降は再び天気が崩れ、ひんやりする所もあるので、気温の変化にもお気をつけください。強い台風1号は、あすには沖縄の大東島地方に接近し、金曜日ごろには伊豆諸島に近づくおそれがあります。強風や高波に注意が必要です。
