“世界一有名な柴犬”かぼすちゃんのお別れ会に海外メディアも集結 飼い主が伝えたいメッセージとは
かぼすちゃんのお別れの会に250人を超すファンが駆けつける。
かぼすちゃんは保護犬として飼い主の佐藤さんと共に世界的な影響を持つ存在になる。
かぼすちゃんの写真が5億円以上でチャリティーオークションに出品され、全額が子どもの人権保護団体に寄付される。
千葉県で暮らしていた18歳の雌犬・かぼすちゃん。お別れの会の会場には250人を超すファンが駆けつけた。
「とにかく長い列ができて驚いた。台湾や韓国、海外の方が結構来ていた」(かぼすの飼い主・佐藤敦子さん、以下同)
UAEやドイツなどの海外メディアもやって来たという。
もともと殺処分される寸前で保護団体に助けられ、保護犬となったところを引き取られたかぼすちゃん。その運命を変えるきっかけとなったのが、飼い主の佐藤さんがブログにあげた写真。暗号資産「ドージコイン」のモチーフになったほか、2023年には、イーロン・マスク氏が買収したTwitterのロゴが一時、青い鳥からかぼすちゃんに変更になったのだ。
この時、佐藤さんが実感したのがネットの影響の大きさだった。
「(かぼすには)私には想像がつかないような使命があったのかなと思っている。かぼちゃんを通してたくさんの友達が世界中にでき、いろいろな温かい力になってくれる方も得ることができた」
愛犬を介して世界にネットワークが広がる一方で、海外企業からは金儲けのオファーが次々と舞い込んできたという。
「散々金儲けに利用された」と悩んだ佐藤さんは3年前、デジタル技術を使って、複製などができないようにしたかぼすちゃんの写真をチャリティーオークションに出品。落札額は合計5億円を超えたという。その後、諸経費を除いた全額を国内外の子どもの人権保護団体に寄付したそうだ。
そんな経験を共にした愛犬の死に際し、佐藤さんが伝えたいメッセージとは。
「ベトナムやイラク、南スーダンに新しい校舎や寮を造って、現地の子どもたちが『いい笑顔で過ごしてますよ』という報告を受けていて、保護犬を飼うと『かぼちゃんみたいな子がいて、こんな奇跡が起こることもあるんだよ』というようなことを伝えたい」
(『ABEMAヒルズ』より)