北朝鮮が「衛星ロケット」打ち上げ通報 海上保安庁が黄海・フィリピン東側の海域で船舶に注意呼びかけ 去年の同時期にも打ち上げ

AI要約

北朝鮮が海上保安庁に衛星ロケットの打ち上げを通報し、落下が予想される海域を公表。航行警報を発表し、注意を呼びかけている。

落下が予想される海域は、黄海とフィリピン・ルソン島東側の3か所で、日本の排他的経済水域=EEZの外側に位置している。

昨年の同じ時期にも衛星ロケットを発射した北朝鮮だが、エンジン異常によりロケットが墜落した事例がある。

北朝鮮が「衛星ロケット」打ち上げ通報 海上保安庁が黄海・フィリピン東側の海域で船舶に注意呼びかけ 去年の同時期にも打ち上げ

北朝鮮から海上保安庁に、「衛星ロケット」を打ち上げると通報があったことがわかりました。落下が予想されるとしている海域は計3か所です。海上保安庁は、黄海上の2か所と、フィリピン・ルソン島東側の1か所に対して、エリアを公表して航行警報を発表、船舶などに落下物への注意を呼びかけています。

発表では、27日午前0時から6月4日午前0時までの間となっていて、3海域は、いずれも日本の排他的経済水域=EEZの外側にあります。

 北朝鮮は昨年2023年のこの時期、5月31日から6月11日の間にも「衛星ロケット」を発射することを通告。31日の朝に、打ち上げを実施していました。

 しかしこのときは、軍事偵察衛星を載せたロケットは、2段目のエンジンに異常が発生。 推進力を失って、黄海に墜落したと、北朝鮮の国営メディアが報じていました。