福島・小名浜港にカツオ初水揚げ 初夏の味覚到来「刺し身で」

AI要約

福島県いわき市の小名浜港で今シーズン初めてカツオが水揚げされ、水揚げ量は200キロと少なかったものの、初夏の味覚到来で港は活気に包まれた。

水揚げされたカツオは巻き網漁で中型のものが中心であり、1キロ当たり330~500円で取引された。

過去に比べてカツオの水揚げ量が減少しているが、野崎太取締役は今後に期待を寄せ、刺し身として美味しく食べてもらいたいと話している。

 東日本大震災の津波で大きな被害が出た福島県いわき市の小名浜港で25日、今シーズン初めてカツオが水揚げされた。水揚げ量は200キロと例年に比べ少なかったが、初夏の味覚到来に港は活気に包まれた。

 第22寿和丸を所有する会社の野崎太取締役(41)によると、同市の約100キロ沖合の巻き網漁で24日に取れた重さ約2キロの中型が中心。1キロ当たり330~500円で取引された。

 野崎さんは「今後に期待したい。刺し身でおいしく食べてほしい」と話した。

 同市のカツオの水揚げは全国有数だったが、近年は東京電力福島第1原発事故の風評被害や漁場環境の変化で、震災前の3割にも満たないという。