長野4人殺害事件から1年、警察署で追悼式 「悲劇繰り返さない」

AI要約

長野県中野市で女性2人が刺殺され、駆け付けた男性警察官2人も猟銃で殺害された事件から1年が経過。

追悼式で殉職した警察官らをしのび、80人以上が参列し、県警音楽隊が演奏を行う。

犯人はまだ裁判中であり、事件が繰り返されないよう、中野署は最善を尽くすと述べた。

長野4人殺害事件から1年、警察署で追悼式 「悲劇繰り返さない」

 長野県中野市で散歩中の女性2人が刺殺され、駆け付けた男性警察官2人が猟銃で撃たれるなどして殺害された事件は、25日で発生から1年となる。殉職した警察官の所属していた警察署では24日、犠牲者をしのぶ追悼式があった。

 追悼式は県警中野署で行われ、当時警部補の玉井良樹警視(当時46歳)=2階級特進=の同期や署員ら約80人が参列した。当時巡査部長だった池内卓夫警部(当時61歳)=同=の所属していた県警音楽隊が「おくりびと」「千の風になって」の2曲を演奏し、亡くなった4人を悼んだ。

 中野署の村松朝生署長は「悲劇が繰り返されないよう、最善を尽くす」と語った。

 この事件では、現場近くに住む農業、青木政憲被告(32)が殺人と銃刀法違反の罪で起訴された。裁判はまだ始まっていない。起訴状によると、青木被告は2023年5月25日、散歩中の女性2人をナイフで刺して殺害。通報を受けて駆け付けた玉井警視と池内警部を猟銃で撃つなどし、殺害したとされる。【鈴木英世】