東京・歌舞伎町「トー横」周辺で深夜に一斉補導 取材記者に詰め寄った暴力団組員ら逮捕

AI要約

警視庁少年育成課がゴールデンウイーク明けに東京・歌舞伎町で一斉補導を行い、深夜徘徊していた14~19歳の男女15人を補導。北海道から来た女子高校生もいた。

記者に脅迫行為を働いた男性組員を都迷惑防止条例違反で現行犯逮捕。暴力団組員と少年らの関係についても調査中。

警察官の補導を妨害する行為が相次いでおり、安易にトー横に出入りしないよう呼びかけている。

東京・歌舞伎町「トー横」周辺で深夜に一斉補導 取材記者に詰め寄った暴力団組員ら逮捕

ゴールデンウイーク(GW)明けの時期に合わせて、警視庁少年育成課は11日と18日の夜から翌日の早朝にかけて、東京・歌舞伎町で一斉補導を行った。「トー横」周辺にはGW明けなど長期の休みの後に子供らが集まる傾向があるといい、同課は深夜徘徊(はいかい)するなどしていた14~19歳の男女15人を補導。中には北海道から来ていた女子高校生もいたという。

また、補導の様子を取材していた記者に因縁をつけ、腕の入れ墨を見せつけた状態で詰め寄ったとして、同課は都迷惑防止条例違反の疑いで、住所、職業不詳、指定暴力団住吉会系組員の河合喬(たかし)容疑者(33)ら男2人を現行犯逮捕した。「撮影をしていたので追いかけて消せと言った。脅したつもりはない」と容疑を否認している。

これまでにも警察官の補導を妨害するなどの行為が確認されており、同課は暴力団組員とトー横の少年らの関係についても調べるとともに、安易にトー横に出入りしないよう呼びかけている。

逮捕容疑は18日、20代の女性記者に対し、言いがかりをつけて詰め寄り不安を覚えさせる言動をしたとしている。