「義理も人情もねえ」三原じゅん子氏“恩人”裏切る「進次郎氏支援」の“変わり身”に猛批判…岸田首相にも見せていた“無礼発言”

AI要約

野田聖子元総務大臣が自民党総裁選の立候補に必要な20人の推薦人をまだ集めておらず、立候補するかどうかは9日以降に判断することが明らかになった。

三原じゅん子元厚生労働副大臣が、過去に野田聖子氏に感謝の意を示して推薦人代表となり、今回は小泉進次郎氏を支援したことで裏切りと見なされている。

自民党内では三原氏の“変わり身”ぶりや、以前の岸田文雄首相に対する無礼な態度に対して批判の声が上がっている。

「義理も人情もねえ」三原じゅん子氏“恩人”裏切る「進次郎氏支援」の“変わり身”に猛批判…岸田首相にも見せていた“無礼発言”

 9月7日、野田聖子元総務大臣は地元の岐阜市内で記者会見を開き、自民党総裁選の立候補に必要な20人の推薦人が、まだ集まっていないことを明らかにした。

 政治担当記者はこう話す。

「野田事務所からの案内には『自由民主党総裁選挙出馬表明会見のお知らせ』とタイトルがついていたため、てっきり20人を確保したのだと勘違いしたメディア関係者もいたようです。しかし、現状では十数人しか集まっていないことがわかり、立候補するかどうかは9日以降に判断するようです」

 野田氏は2015年と2018年の総裁選では、20人の推薦人を確保できずに立候補を断念。しかし、前回2021年の総裁選では推薦人20人を確保して、初出馬した(結果は4人中最下位)。

「前回の総裁選で野田さんの推薦人代表となったのは、三原じゅん子元厚生労働副大臣でした。三原さんは、2期めとなる2016年の参院選では、神奈川県選挙区から出馬し、トップ当選を果たしました。その際、応援に駆けつけた野田氏に対して、『私を政治の世界に導いてくださった母』と、感謝の言葉を記していました。

 また、自身の公式サイトでも、2022年5月に《私が自民党の国会議員でいられるのは野田聖子大臣が、野党時代の自民党に何度もお願いをしてくださり、比例代表で12年前出馬をさせていただきました。このご恩は絶対に忘れない》と感謝の意をつづっています。三原氏にとって“恩人”といった存在です。

 ところが、今回は小泉進次郎候補の選対に入り、地方議員班を担当しています。これを、野田氏に対する裏切りだとみる向きも、党内にはあるようです」(同前)

 三原氏は9月6日、進次郎氏の出馬表明を受け、自身のXにこう投稿した。

《政治刷新本部の中で共に闘った小泉さんは誰よりも危機感を持って改革に挑んでいた。いつまでも議論ばかりではなく古い政治に決着をつける時が来た。だから私は小泉進次郎。》

 三原氏が、恩人の野田氏が窮地に陥るなか、進次郎氏への支援に乗り換えた“変わり身”ぶりについて、Xでは批判の声があがっている。

《野田聖子を裏切って小泉進次郎へ鞍替えする。前回のポストでも人でなしと思ったけど、やはり義理も人情もねえな。この人》

《あ!思い出した!そうだった前回は野田聖子だったよね ダメだこりゃ》

《泥船からは一目散ってか?》

 三原氏といえば、8月14日に岸田文雄首相が自民党総裁選への不出馬を表明した際も、岸田首相に“無礼”を見せて、騒動が起きていた。

「当時、三原氏は岸田首相の決断について、自身のXで《責任を取るというなら遅すぎた》と痛烈に批判しました。たしかに、それまでも党内から首相批判は聞こえてきましたが、それよりも、党を代表して首相を務めていたのですから、まずはねぎらいと、選出した自分たちへの反省があっていいもの。

 野党である立憲民主党の泉健太代表ですら、岸田首相に対し、まずはXで《本当にお疲れ様でした》とねぎらいの声をかけていたのですから。そういった人情味のなさに対して、野田氏を裏切った現在と同様の批判の声が、Xで多く聞かれていました」

 2019年6月の参院本会議で、安倍晋三首相の問責決議案を提出した野党に対して「恥を知りなさい」と発言した三原氏。いま、まさにこの言葉がブーメランとして返ってきているのではないだろうか。