「マイナ保険証」で救急搬送を迅速に タブレット操作やID入力に時間かかる課題も 導入へ実証実験

AI要約

名古屋市消防局は、救急搬送を迅速に行うため「マイナ保険証」で患者の情報を確認する実証実験を始めました。

総務省消防庁は、2024年5月から全国の消防本部と連携し、救急搬送する患者の情報を健康保険証と1体化したマイナンバーカードで確認する「マイナ救急」の実証実験を行っています。

名古屋市消防局では、9月6日から実証実験を開始し、市内で活動する49隊すべての救急車に、マイナンバーカードを読み取るための専用端末を導入しました。カードの読み取りは原則、本人の同意が必要だということです。

「マイナ保険証」で救急搬送を迅速に タブレット操作やID入力に時間かかる課題も 導入へ実証実験

名古屋市消防局は、救急搬送を迅速に行うため「マイナ保険証」で患者の情報を確認する実証実験を始めました。

総務省消防庁は、2024年5月から全国の消防本部と連携し、救急搬送する患者の情報を健康保険証と1体化したマイナンバーカードで確認する「マイナ救急」の実証実験を行っています。

名古屋市消防局では、9月6日から実証実験を開始し、市内で活動する49隊すべての救急車に、マイナンバーカードを読み取るための専用端末を導入しました。カードの読み取りは原則、本人の同意が必要だということです。

名古屋市消防局 市原康之介 消防指令長:

「口頭で(患者の)情報を聞くが、なかなか会話が苦しくてできないときに、会話でなくても詳しい情報をマイナンバーカードを提示してもらうことで入手できる。患者への負担が少しでも軽減できる」

一方で、懸念もあります。

名古屋市消防局 市原康之介 消防指令長:

「タブレットの操作やログインIDを入れたりすることで作業量が増えるので、なかなか作業量が多いと時間がかかってしまう」

消防庁は実証実験で効果や課題を検証し、2025年度から全国での正式導入を目指しています。

名古屋市消防局 市原康之介 消防指令長:

「病院まで1分1秒でも早く到着することができる一手段として期待している」