東日本大震災の発生メカニズム 海底で探るプロジェクト開始

AI要約

東日本大震災のメカニズムや、現在の地下状況を解明するため、水深7000メートルの海底を探るプロジェクトが開始されました。

2011年の地震では想定外の場所で起きたため、そのメカニズムが完全に理解されていません。調査船「ちきゅう」は、海底を掘削して地層を直接採取し、地下の状況を調査します。

共同主席研究者によると、地下では次の地震に向けてひずみをためている可能性もあるということです。調査船は12月まで調査を続けます。

東日本大震災の発生メカニズム 海底で探るプロジェクト開始

東日本大震災がどのようなメカニズムで発生し、いま地下では、何が起きているのか。水深7000メートルの海底を探る、プロジェクトが始まります。

2011年に起きた巨大地震は、想定とは違う場所で発生し、なぜその場所で起きたのかなどメカニズムの全容は分かっていません。

調査船「ちきゅう」は、東北沖の水深7000メートルの海底を1キロほど掘削し、地層を直接採取することでメカニズムを解明し、現在の地下の状態を知ることを目指します。

共同主席研究者・氏家恒太郎教授

「(プレートが)次の地震にむけて“ひずみ”をためはじめているという、またはそうではなく、まだ解放されたままだということが言えると思います」

「ちきゅう」は6日に出港し、12月まで東北沖で調査を続ける予定です。