拉致「政府に訴える力がほしい」 横田早紀江さん、写真展で

AI要約

北朝鮮拉致被害者横田めぐみさんの写真展が東京都足立区で開かれ、母早紀江さんが訪れた。

早紀江さんは政府による拉致問題解決への力不足を指摘し、自民党総裁選の候補者への期待を語った。

拉致問題の解決に向け、日本中に訴えかける早紀江さんの姿が印象的だった。

 東京都足立区で開かれている、北朝鮮拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の写真展に5日、母早紀江さん(88)が足を運んだ。早紀江さんは「日本中の人に知ってもらいたい。怒りに震え、政府に訴えていく力がほしい」と述べた。

 早紀江さんは近藤弥生区長と写真を見て回り、報道陣の取材に応じた。今月27日投開票の自民党総裁選に触れ、拉致問題に候補者らの目立った言及がないと指摘。「非常に残念。日本のためにも解決しないと、と言ってくれる人がいてもいい。信念、心意気というものが昔と違っているのかも」と話した。