「崩壊の最上部から水による浸食」3人死亡の土砂崩れ 県職員や大学教授らが斜面など調査 愛知・蒲郡市
8月27日、愛知県蒲郡市で土砂崩れが発生し、家族5人が巻き込まれ、3人が死亡、2人が負傷。
中部地方整備局によると、崩れた場所は道路から30メートルの高さで、約1000立方メートルの土砂が流出。
崩壊の特徴として、斜面の最上部が水の浸食を受けている点が注目され、専門家らが情報収集を行った。
8月27日、愛知県蒲郡市で起きた土砂崩れの現場で、県の職員らが調査を行いました。
8月27日、蒲郡市竹谷町で家族5人が暮らす住宅が土砂崩れに巻き込まれ、3人が死亡、2人がけがをしました。
中部地方整備局によりますと、道路から約30メートルの高さの場所から崩れていて、流れ出た土砂の量は約1000立方メートルと推定されているということです。
発生から1週間余りたった9月4日、県の職員や大学教授ら31人が崩れた斜面を上り、現地調査を行いました。
(名古屋大学 田中隆文客員教授)
「今回の崩壊の1番の特徴は、ここでしか発生していないこと。崩壊の最上部から水による浸食を受けていることが注目された」
専門家らは、今後、地元住民の情報もあわせてこの斜面の特性を把握していきたいと話していました。