河野デジタル相 石破氏主張の防災省創設に否定的
AI要約
河野太郎デジタル相が石破茂元幹事長の防災省創設案に否定的な考えを示し、役所の壁を越えた経験の重要性を訴えた。
防災省創設が業界との付き合いを弱め、コミュニケーションを阻害する可能性があると懸念を表明。
政府の防災機能を強化するためには、役所間の連携や経験共有が重要であると提言。
自民党総裁選への出馬を表明している河野太郎デジタル相が1日、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、同じく総裁選出馬を表明している石破茂元幹事長が主張する防災省の創設について、否定的な考えを示した。
河野氏は、「防災省という役所を作ると、それぞれの業界との付き合いは普段はない」と指摘。
「防災に特化した役所を作ってしまい、いざという時にお願いをしなければいけないところとの付き合いが薄くなってしまうのは、逆なのでないか」と疑念を示した。
また、河野氏は、政府の防災機能の強化について「霞が関の各省庁の中でエースと呼ばれている人を、例えば課長になる前に1年間、内閣府防災に出してもらい、役所の壁を越えて、いろいろな経験を共有する。災害が起きた時に自分の役所が期待されることがわかる。そして、それぞれの役所に戻ると、コミュニケーションが非常にスムーズにいく」と述べた。
