暴行罪罰金、海保59歳職員停職 宮古島、部下の男性にセクハラも

AI要約

部下にパワハラ、セクハラや暴行を行い、海上保安庁から停職9カ月の懲戒処分を受けた宮古島海上保安部の課長補佐級職員が依願退職し、略式命令も受けた経緯が明らかになった。

職員は部下2人に侮辱的な言動や暴力行為を行い、重い処分を受けることとなった。海上保安庁は再発防止に努める姿勢を示している。

宮古島海保部長は事件を重く受け止め、組織全体で倫理的な問題を厳しく追求する姿勢を示している。

 部下の男性2人にパワハラ、セクハラや暴行をしたとして、海上保安庁は31日までに、宮古島海上保安部(沖縄)の課長補佐級の男性職員(59)を停職9カ月の懲戒処分にした。30日付。職員は依願退職した。22年8月、うち1人への暴行罪で罰金10万円の略式命令を受けた。

 宮古島海保によると、巡視船乗組員として勤務していた21年12月~22年2月ごろ、部下2人に「文才ないな」「ぼけ」などと発言。うち1人の顔にズボンをはいた状態で自身の下半身を近づけたほか、もう1人の顔などを素手で十数回殴るなどした。

 宮古島海保の喜志多健史部長は「事案を重く受け止め、再発防止を徹底する」とのコメントを出した。