元巡査部長、盗撮認める 鹿児島地裁初公判

AI要約

鹿児島県警枕崎署の元巡査部長が女性トイレでの盗撮で起訴され、起訴内容を認めた。

盗撮事件の捜査で元生活安全部長が隠蔽を指示したと主張しており、事件は広がっている。

被告が女性用トイレに侵入し、携帯電話で女性を撮影した疑いが浮上し、本部長は捜査を指示した。

元巡査部長、盗撮認める 鹿児島地裁初公判

 トイレで女性を盗撮したとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)罪などに問われた鹿児島県警枕崎署の元巡査部長鳥越勇貴被告(33)は21日、鹿児島地裁(川口洋平裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。国家公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕、起訴された前生活安全部長本田尚志被告(60)はこの盗撮事件の捜査を巡り、野川明輝本部長が隠蔽を指示したと主張している。

 起訴状によると、昨年3~12月ごろ、県内の女性用トイレに複数回侵入し、女性を携帯電話で撮影したなどとしている。

 県警によると、鳥越被告が関与した疑いが浮上。報告を受けた本部長は警察官の不祥事で通常行う自身の指揮とせず、署による捜査を指示した。