田崎史郎氏「総裁選で勝てる算段がつかなかった」岸田文雄首相の退陣表明を解説

AI要約

政治ジャーナリスト田崎史郎氏が岸田文雄首相が総裁選不出馬を表明した裏話や、岸田の退陣劇を解説。

岸田首相は再選の覚悟も持ちつつ、退陣の場面を作りたかったとのこと。

ポスト岸田の立候補者が出る前に先手を打った岸田首相の政治手腕についても言及。

田崎史郎氏「総裁選で勝てる算段がつかなかった」岸田文雄首相の退陣表明を解説

 政治ジャーナリスト田崎史郎氏が15日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。岸田文雄首相が14日、自民党総裁前への不出馬を表明した件で、「6月下旬ごろから次期総裁選には出馬しないだろうとの手応えをつかんでいた」とした。7月下旬には不出馬会見の原稿を側近に作成させていたという。

 田崎氏は、「やめる覚悟もしつつ、再選しての長期政権も並行して進めていた」と話した。両にらみでいたが、「麻生さん(麻生太郎副総裁)から色よい返事をもらえない。安倍派からはソッポを向かれている。総裁選で勝てる算段がつかなかった。自分からやめたという場面を作りたかった」と、今回の退陣劇を解説した。

 ポスト岸田の立候補者が続々と手を挙げる前に、先手を打ったとも説明。「首相を辞任した後も考えています。突っ込んで負けたら影響力はない。引いて存在感を残した」。

 岸田再登板の可能性については、「(政治的手腕の)再評価が強まれば」と話すにとどまった。