暴力団組幹部が闇バイト「受け子」に応募 警視庁が詐欺容疑で再逮捕

AI要約

指定暴力団住吉会系組幹部が詐欺容疑で再逮捕された。

容疑は高齢女性から現金50万円をだまし取った事件で、総額2250万円以上の被害がある。

被害金が暴力団の活動資金になっていた可能性があるため、警視庁が詳しい捜査を進めている。

暴力団組幹部が闇バイト「受け子」に応募 警視庁が詐欺容疑で再逮捕

 警視庁は13日、指定暴力団住吉会系組幹部の松田英昭容疑者(60)=東京都立川市幸町2丁目=を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。同庁は松田容疑者が現金を受け取る「受け子」とみている。容疑を認め、「闇バイトを知人に見つけてもらい、自ら応募した」などと供述しているという。

 暴力団対策課によると、逮捕容疑は何者かと共謀して6月7~8日、東京都三鷹市の女性(96)の自宅に電話をかけ、孫らをかたって「財布を落とした。キャッシュカードやクレジットカードも入っていた」などとうそを言い、現金50万円をだまし取ったというもの。

 松田容疑者は計9件の詐欺事件に関与し、受け取った現金は5~6月で約2250万円に上るとみられるという。報酬は最大で5%程度だったという。同課は被害金が暴力団の活動資金になっていた可能性もあるとみて調べる。(福冨旅史、三井新)