徳島市のマンションで76歳男性の遺体発見 室内広範囲に消火剤噴霧

AI要約

徳島市伊月町4丁目のワンルームマンションで男性が死亡しており、殺人事件の可能性があるとみて調査が行われている。

死亡したのは無職の矢武健治さんであり、6日に発見されたが死後2、3日経過していた。

室内に広範囲に粉末状の消火剤がまかれており、遺体にもかかっていた。なお、争った形跡は見られなかった。

徳島市のマンションで76歳男性の遺体発見 室内広範囲に消火剤噴霧

 徳島市伊月町4丁目のワンルームマンションの一室で6日午後2時10分ごろ、住人の男性が死亡しているのが見つかった。室内の広い範囲に粉末状の消火剤がまかれており、徳島県警徳島中央署は殺人事件の可能性があるとみて調べている。

 署によると、亡くなっていたのは無職の矢武健治さん(76)。6日午後1時40分ごろ、矢武さん宅を訪れた市職員が「応答がなく、安否が気になる」と署に通報し、駆けつけた署員が台所の床で倒れて死亡している矢武さんを発見した。

 7日の司法解剖の結果、死後2、3日とみられ、死因は外傷性血気胸。腕や脚に打撲の跡があるが、着衣の乱れなど争った形跡はなかったという。

 玄関戸の新聞受けから室内に向けて消火剤がまかれており、室外で空の消火器が見つかった。消火剤は遺体の一部にもかかっていたという。

 矢武さんは一人暮らし。2日に近所に出かけているのが確認されているという。(相江智也)