高松市の19歳男性死亡事件 同僚の18歳少年2人を殺人容疑で逮捕

AI要約

高松市田村町で19歳の男性が路上で殺害された事件。18歳の無職の少年2人が逮捕され、容疑を否認。被害者は解体作業員の高井叶夢(とむ)さん。

少年2人は勤務後、高井さんを刃物で刺して殺害。高井さんの傷は致命的で死因は出血性ショック。

現場付近で切り出しナイフが見つかり、殺害に使用された可能性。警察は捜査を進めている。

高松市の19歳男性死亡事件 同僚の18歳少年2人を殺人容疑で逮捕

 6月13日に高松市田村町の路上で19歳の男性が死亡した事件で、香川県警は1日、男性を殺害した疑いでいずれも無職で高松市の18歳の少年2人を逮捕し、発表した。男性を刺した疑いがある少年は「殺そうと思って刺してはいない」、共謀した疑いがある少年は「殺す計画を立てたり、話し合いをしたりしていない」といずれも容疑を否認しているという。

 捜査1課によると、被害者は高松市国分寺町の解体作業員、高井叶夢(とむ)さん。逮捕された少年2人は6月13日午後7時55分ごろから8時ごろまでの間、3人が当時勤めていた会社の近くの路上で勤務後、高井さんの左胸部を刃物で刺し、殺害した疑いがある。高井さんの傷は1カ所で、死因は出血性ショックだった。

 同課は少年2人を含む関係者から話を聞き、2人の関与を特定したとしている。高井さんの傷の場所や深さなどから、殺害の意思があったと判断した。

 現場付近には刃渡り13.5センチの切り出しナイフが落ちており、高井さんの血液が付着していたという。同課はこのナイフが凶器として使われた可能性があるとみて捜査している。(土居恭子)