「家傾く」うそで契約疑い 警視庁、計5人逮捕

AI要約

警視庁暴力団対策課が詐欺未遂で逮捕したグループが、補強工事を装い高額な代金をだまし取ろうとしていたことが明らかになった。

逮捕された5人のうち、島容疑者がリーダー格であり、各地の消費生活センターには苦情が寄せられていた。

島容疑者らは共謀して高齢男性から工事代金を詐取しようとしたが、男性が契約を解除して被害を免れた。

 「今すぐ補強しないと家が傾く」とうそを言い、床下工事を契約し代金をだまし取ろうとしたとして、警視庁暴力団対策課は25日までに、詐欺未遂などの疑いで東京都練馬区、島欣邦容疑者(35)ら3人を逮捕した。詐欺などの疑いで八王子市、小林聖弥容疑者(27)ら2人も逮捕。リフォーム業者「三洋」や「三農」を名乗っていた。

 暴対課は5人の認否を明らかにしていない。島容疑者がグループのリーダー格だった。各地の消費生活センターに苦情が寄せられていた。

 島容疑者の逮捕容疑は共謀し、21年11月、神奈川県秦野市の高齢男性から工事代金43万円を詐取しようとした疑い。男性は不審に思い契約を解除した。