熱中症対策で傘メーカーが開発…『子ども日傘』に施されたやさしい工夫 ケガしない仕様と交通事故防止の素材

AI要約

名古屋では来週から、“10年に1度”といわれる暑い日が続く見込みで、子供用の日傘が注目されています。

名古屋市東区の小学校では終業式が行われ、夏休みが始まります。

子供用の日傘は熱中症対策として安全性に配慮し、需要が増えています。

熱中症対策で傘メーカーが開発…『子ども日傘』に施されたやさしい工夫 ケガしない仕様と交通事故防止の素材

 名古屋では来週から、“10年に1度”といわれる暑い日が続く見込みです。熱中症を防ぐため、名古屋のメーカーが開発した『子供用の日傘』が注目されています。

 名古屋市東区の小学校では19日、終業式が行われました。東海3県のほとんどの小中学校で、7月20日から夏休みです。

 

 楽しみな夏休みですが、心配なのは“10年に1度”といわれる暑さで、名古屋では来週、連日35度を超える猛暑日となる見込みです。

 こうした中、子供たちにも広がりつつあるのが「日傘」で、愛知県豊田市の浄水小学校では、入学のお祝いにPTAから日傘をプレゼントされ、登下校などに活用されています。

 約500種類の傘を取り扱う名古屋のメーカー[小川]では、子供用の日傘「子ども日傘」を開発していて、2024年は前年の2倍以上のペースで売れているといいます。

傘メーカー[小川]の小川さん:

「大人の日傘を作っていたので、子供にも安全性を向けて、熱中症対策で開発いたしました」

 日差しを遮るだけでなく、雨の時にも使えるほか、安全のために傘の先にある“とがった部分”をなくしています。さらに、交通事故を防ぐため、一部に光を反射する素材も使われています。

小川さん:

「最大の特徴としましては、先がとがっていないです。目に入ったりとか頭をつついたりとかしてケガをする恐れがあるんですけど、大きなケガにならないような安全な仕様になっております。子ども日傘とはいえ“体を守るもの”になる。しっかりと熱中症対策として、自分の体調管理するためのアイテムとして持ってほしい」