違法性指摘後も香典継続か 堀井議員を任意聴取へ 公選法違反事件・東京地検

AI要約

堀井学衆院議員(52)=比例北海道、自民離党=が秘書らを通じて有権者に自身名義の香典などを提供したとされる事件で、堀井氏が法律違反を認識した上で香典の提供を続けていたことが判明した。

東京地検特捜部は、公選法違反容疑で堀井氏を捜査中であり、近日中に彼に任意での事情聴取を行う予定だ。

堀井氏は2022年ごろ、複数の有権者に対し自身名義の香典や枕花を提供した疑いが浮上。秘書らは違法性を指摘したが、堀井氏は「慣例なので止められない」と主張していた。

 堀井学衆院議員(52)=比例北海道、自民離党=が秘書らを通じて有権者に自身名義の香典などを提供したとされる事件で、堀井氏が事務所関係者から違法性を指摘された後も香典の提供を続けていたことが19日、関係者への取材で分かった。

 

 公選法違反容疑で捜査している東京地検特捜部は、堀井氏が違法な寄付行為と認識した上で香典を提供していたとみて、今後、本人から任意で事情を聴く方針。

 関係者によると、堀井氏は2022年ごろ、選挙区である北海道9区(苫小牧市など)内の複数の有権者に対し、自身の名前が書かれた香典(1万~数万円)や枕花を秘書らに持参させた疑いが持たれている。

 事務所内では堀井氏がLINEグループなどで香典の金額や提供先を秘書らに指示。秘書らは違法寄付に当たる恐れがあるとして中止を進言したが、堀井氏は「慣例なのでやめられない」との趣旨の説明をしたという。