梅雨明け目前の大雨警戒 沖縄は108年ぶりの連続猛暑日 東京は雨の3連休

AI要約

九州では梅雨末期の大雨に見舞われており、五島列島で災害の危険度が高まっています。

また、東日本や北日本も不安定な天気となり、多くの地域で雨が続く見込みです。

沖縄では異例の猛暑日が続いており、海水温の上昇が台風発達のリスクを高めています。

一方、梅雨前線が北上し、梅雨明けが近づいている西~東日本では晴れマークが増えつつあります。

夏の到来が近づき、梅雨明けも予想される中、ゲリラ雷雨にも注意が必要な状況です。

北日本では引き続き大雨の可能性もあるため、天気予報を確認することが重要です。

梅雨明け目前の大雨警戒 沖縄は108年ぶりの連続猛暑日 東京は雨の3連休

九州では梅雨末期の大雨に見舞われています。

きのう14日(日)は長崎県の五島列島で災害の危険度が急激に高まる線状降水帯が発生し、九州の各地で道路の冠水被害なども起こりました。

海の日のきょう15日(月・祝)も九州では大雨が続いていて、九州新幹線など朝から交通機関に影響が出ているところもあります。

気象庁の線状降水帯予測情報の期間は過ぎましたが、あす16日(火)までは広範囲で雨が降りやすくなります。

すでに土の中には多くの雨がしみ込んでいるため、気象庁HPにある15時間先までの雨の予想や大雨災害の危険度分布「キキクル」を参考にして、しばらくは崖や川から離れた安全な場所でお過ごしください。

【予想雨量(あす16日正午まで最大)】

120mm 長崎県、鹿児島県

100mm 福岡県、佐賀県、宮崎県

80mm 熊本県、大分県、山口県

きょう15日(月・祝)は西日本だけでなく、東日本や北日本も不安定な天気となります。

東京も朝から断続的に雨を観測しています。

今年に入って3日以上の連休は今回で6回目となりますが、東京で毎日雨を観測したのはこれが初めてで、梅雨らしくお出かけにはあいにくの連休となりました。

午後も東日本は急に激しい雷雨となる恐れがあるため、大きめの傘を持ってお出かけするのが良さそうです。

そして、沖縄は異例の暑さとなっています。

海風が吹く那覇では35℃以上の猛暑日になること自体が珍しいのですが、13日(土)と14日(日)は108年ぶりに猛暑日が続き、さらにきょう15日(月・祝)も35℃を超えて3日連続の猛暑日となりました。

海水温が平年より高いことも異例の暑さの一因と考えられますが、海水温が高いと台風が発達したまま近づきやすくなります。

現在、日本の南海上で発達した積乱雲がまとまりつつあり、台風が生まれる可能性があるため注意が必要です。

また、晴れる北日本も上空の寒気の影響で午後は不安定となり、山では天気が急変する恐れがあります。

そして今年もいよいよ本格的な夏の到来が見えてきました。

西~東日本に停滞した梅雨前線はあさって17日(水)以降に北上する見込みで、週間予報を見ても東京~福岡で晴れマークが増えてきました。

今週中には梅雨明けが続々と発表されそうです。

ただ、暑さがワンランクアップし、毎日のようにゲリラ雷雨の恐れがあるため、天気予報をこまめにチェックしていただければと思います。

また、梅雨前線が居座る北日本は今後の大雨情報にご注意ください。