放火殺人容疑の男「困らせようと」 西成のアパート、放火認める供述

AI要約

アパート1階に放火し2階の住人女性を殺害した清掃員が逮捕された。容疑者は火をつけた紙を窓から投げ入れ、女性を殺害しようとしたと供述。

逮捕容疑は6月9日に起きた事件で、女性以外の住人は無事だった。容疑者と被害者には面識がなく、動機は不明。

容疑者は当初否認していたが、後に供述。警察は関係や動機を調査中。

放火殺人容疑の男「困らせようと」 西成のアパート、放火認める供述

 アパート1階に放火し2階の住人女性を殺害したとして殺人と現住建造物等放火の疑いで逮捕された大阪市西成区の清掃員、新居田(にいだ)信善容疑者(60)が「火のついた紙を窓から投げ入れた。(1階に住む)女性を困らせようと思った」と供述していることが12日、大阪府警への取材でわかった。10日の逮捕時は「身に覚えがない」と容疑を否認していた。

 西成署によると、新居田容疑者の逮捕容疑は6月9日午前6時すぎ、西成区太子2丁目の木造2階建てアパートの1階に火をつけたものを投げ入れ、2階に住む牧田奈々絵さん(48)を殺害したというもの。

 署によると、火元の1階に住む女性は当時外出中で無事だった。付近の防犯カメラには出火後、この女性に声をかける新居田容疑者の姿が映っていたという。

 新居田容疑者は牧田さんと面識がなかったとみられ、署が1階に住む女性との関係や、詳しい動機を調べている。(黒田陸離)