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大人も重症化おそれ「手足口病」感染者語る激痛
手足口病は子どもだけでなく大人も重症化する可能性があり、痛みが強いことがある。
今年の手足口病の流行は異例であり、大人も感染し重い症状を示すことがある。
適切な予防法は手洗いやタオルの共有に気をつけることが重要。
![大人も重症化おそれ「手足口病」感染者語る激痛](/img/article/20240711/668fc4b184b71.jpg)
手足口病の都内の患者数が急拡大を続けるなか、警戒すべきは子どもだけではありません。大人も重症化すると刺すような痛みが襲うことも。
確かに子どもの間で広がる病気ではあります。
30代
「ちっちゃい子のイメージです」
30代
「小さい子の間で はやるイメージですけど、最近は子どもからか、大人もかかる人が多いと聞く」
「大人もかかると結構大変だよって」
実は大人も感染し、痛みはむしろ強いといいます。
「手足口病」です。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「親御さんですよね、親御さんは時々やっぱり感染しています。今年も複数名の親御さんの感染した人がいて」
手足口病とはウイルス性の感染病で、その名の通り、手や足、口の中に、発疹ができる病気です。
夏の時期に流行しますが、今年は特に急増しています。
東京都のデータでは、去年、おととしと比べて、今年は特に増えていることがわかります。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「今7月のまだ前半から中旬の時点で、これだけ手足口病が増えているという、異例の経験したことのないような手足口病の大流行のなかで、大人もですね、やっぱり感染して重い患者さんが出てくる可能性がある」
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「痛くはないかな」
子ども
「うん」
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「痛くはない」
「痛みも かゆみも、ないこともありますけれど、大人は結構痛みも出るんですけど、子どもはなぜか」
実際に手足口病にかかった20代の女性に話を聞きました。
手足口病にかかった20代女性
「足の裏が歩くとチクチクピリピリするのと、何か手のひらもチクチクピリピリするなという」
手足口病にかかった20代女性
「口の中が一番痛かったです。手足が気にならないぐらい。あくびをするだけで、ナイフで刺されているぐらい口の中が痛い」
「唾液を飲み込むのに、覚悟がいるレベルで痛くて、口を開けるしぐさで口の粘膜が伸びて痛いみたいな感じ」
適切な予防法はあるのでしょうか。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「特効薬がなくて、ワクチンもないんですよね。さらにはアルコールの消毒も、効きにくいということもわかっている」
「手洗いをせっけんと流水を使って、しっかりするということと、(患者との)タオルの共有には気をつけなければいけません」